登場人物資料:6.同行編まとめ
@アケハ
本作主人公。
詳細:
アプリリスの従者になった。
契約切れで帰還する聖者と共に法国へと渡り、光神教の本拠地である聖都に着いた後は、アプリリスの勧めで学園に通う事となった。
学園にいる間は、教授マギポコの元で魔法の知識を増やし、図書館や庭園で暇を過ごす。図書館で出会った女学生、ロジェと剣の指導を受ける関係になり、一方的に攻撃されながら戦闘も学んでいた。
いずれきたる、光神教との対立に備えて、自身の能力を確かめる。
そんな心配の前に、光神教の派閥対立が悪化。学園内での襲撃を受けて教会に逃げ戻った。
魔力量は人並み以上。魔法に秀でる使徒に向けた検査装置で測定。
魔法の習熟は可能と見立てたマギポコが個別に魔法を教える形となった。ただし、アケハの魔力には適性が無く、一般に使われる魔法が使えない事は判明。
魔道具を使って魔法を覚えたというアケハの言葉を参考に、魔道具を組み込んだ実験装置で学ぶことになった。
覚えた魔法は、生活用の魔法で光や火や水。どれも威力は弱い。
一番の技術は、魔力を放出して相手の魔法を妨害する事。工夫によって至近距離より外、短射程で同じような効果を得る、魔力弾を習得。
従者としての仕事は皆無。
教会では自由時間も多いが、ダンジョンを設置する事は無く、監視の目を警戒して、ダンジョンコアに触れる程度に我慢していた。
おまけ:
学園での襲撃者はロジェ。薬を盛って告白、同行を迫ってきた。
あと、ロジェは聖女だった。以前も似たような展開が発生した気がする。
今回はタイトル末尾(括弧)が無いため、劇的な転換ではないというのが物語の設定。
@レウリファ
奴隷獣人は主人に安心を求める。
詳細:
アケハのついでに従者として雇われる事となった。
主に、手紙や書類の荷運びを任される。
個人付きの従者なので行動範囲は狭く、出歩くにしても厨房からは遠ざけられている。
おまけ:
埃取りとして、腕の毛並みを用いる事は決してない。普段は袖で隠している。
共同浴場は使わず、アプリリスの部屋にある浴室を借りている。
@リコット=アプリリス
第二聖女
詳細:
教会内でレウリファに次いで、アケハに接している者。
おまけ:
フィアリスが聖女修行を続ける中、従者と共に自室で過ごしているアプリリスは、紙に書かれたお金をながめている。
学園最後の日。
杖を持ち込めば良かった、というのは冗談である。伝わるわけがない。専用武器の取り扱いには規則があり、無断利用は罰則を受ける……はずである。聖女という対生物兵器が痴話喧嘩を始めるなんて、学園からしたら冗談じゃない。
破壊された廊下の修繕費は、当然、教会負担。
被害に巻き込まれた学生はいないものの、騒動自体は噂で広まる事になる。
新・学園七不思議:突然改修された廊下
通行止めの暗幕が張られて十数日、ようやく通れるようになった廊下は新品だった。
建物として老朽化が進んでいたわけでもなく、一部分だけ修理というのも珍しい。設置されていた家具まで新品に取り換えられていたり、硝子窓が綺麗だったり、構造の修理にしても無駄が多い。
ともあれ、学生生活には大きく影響しない。新品になった設備も以前通りに使われ、少しの間、綺麗好きが集まる事だろう。
聖女二人が男を取り合った現場という事実が発覚すれば、絶好の告白スペースに早変わり。女性二人に連れられてきた時は、片方が刃物を持っていないか確認を忘れてはならない。
@ロジェ(ローリオラス=ラグランジュエ)
第三聖女
容姿:
体型、
現役聖女の中では一番、ボンキュボン。あくまで、聖女の中で、である。
ロジェ(中の上)>アプリリス(中)>フィアリス(小)
こんなイメージだが、あくまで物語的なサイズであり、現実には小で十分量と想定。
長髪:色は白金寄りの金。普段は直毛向けのお嬢様結び。訓練時はポニテ。
詳細:
学園にはアケハより先に入学しており、ロジェという偽名で潜伏する。接触機会を増やし、警戒が薄れたところで誘惑を仕掛けた。
最後は、アプリリスという乱入者に邪魔され撤退する事となった。
おまけ:
貴族名が読みにくい。”ノ”文字の連続と語尾が悪い。
自分専用の鎧は、激しい運動の際に体型が崩れないように仕立てさせた物である。
ついでに、お付の女学生二人は、派閥うんぬんを除けば何も知らなかった。親から世話するよう言われただけである。
@リーフ
年齢:19前後
髪:焦げ茶、ショート
肌:麗しの薄茶
純おまけ:
昼寝が得意。出現エリアは屋根が多く、次に床。
姿が見えない時はサボり寝をしているだろう、という信頼を働く皆に与えている。
頻度は少ないものの、リスポ狩りには遭遇するらしい。
専属従者になる以前、物置小屋の屋根を崩した事がある。
老朽化の点検から漏れていた事が発覚して、壊した件について、本人へ責任追及は今日にいたるまで行われていない。
物置には壺や農具で溢れていたが、布団を敷いていた事もあって当人に怪我は無い。
使われた布団の持ち主、盗難に遭った当時使用人だった女性は、リスキル性能が高い。
@マギポコ
学園の教授、対魔法学を専攻する、男。45歳。
魔法に対し、物理で対抗するおじさん(嘘)。
詳細:
アケハに魔法対抗を教える人。
別科目の助手をするほど優秀。
おまけ:
魔法学にも携わり、実技試験において学生たちの的にされている。
担当の教授のニッコリ笑顔。
マギポコは学生の魔法を誘導できるが、若い担当教授はそれを防げない。
@フィアリス=シルルー
第一聖女
詳細:
ラナン同じく、修行の日々に明け暮れているため、登場は少ない。
@ラナン
僕、聖者。
〇その他:
アルバート
聖都到着時から登場、アプリリス付きの従者
ルル、マナ
男神派の貴族、ロジェの世話役。
ルルは口調が粗い方。マナは地味な方。
〇用語集:
・専属従者
別に担当でなくても交代制で行える作業。掃除、洗濯、調理はしなくていい。他の者に指示して監視を行う。
専属の仕事は主人の身の周りの世話だが、裏方作業は他に任せている。能力主義な点もあれば、主人が好みを選ぶ場合もあって、嫉妬の的になるかとおもいきや、自由休憩が減るという形で拘束時間が長く、選ばれたくないと思う人も意外に多い。
給料は基本給+チップ制も可。会話相手を務める事もあって、同年代の者が選ばれる傾向にある。
ラナン付きとかフィアリス付きとかの、従者が現れていない件も、物語に描かれないだけで、最低二人の専属がいる。
現役最高齢はラナン付きの43歳女性。バブみ無い、ほんわかレディである。
・対魔法学
・魔法って何? それは魔力を使って起こる現象だよ。
・魔法で何ができるの? まだ、把握しきれていない事も多いが、何でもできる。
・そんなのどうやって防ぐの? 基本的に魔法は干渉だけなんだ。
魔法学から分離した学問。魔法に対抗、妨害などの処置を行い、優位性を高める。
相手はナイフを持っています。決して素手で戦うな。
逃げましょう。落ちている石を投げましょう。防弾チョッキを身に着けよう。
攻撃魔法は一撃必殺という印象が多く、より強い魔法を求めるという単調さに飽きた。魔法の規模に比例して、複雑化する制御、消費魔力。これらの素質を計測できるようになった事で、戦略が先鋭化する事を避けたかった。
別方向への新しい素質を見出そうとして、弱い魔法の活用手段を模索した。
マギポコは単一魔法を連発した際の揺らぎを元に、複合魔法を用いた際の残留魔力による魔法妨害が第一研究。
体系化された魔法の使えないアケハは、マギポコが求める被検体になりえない。
アケハに教える魔法未満の魔力による妨害は、元々、別学者が発想したものである。
・魔力放出
対抗魔法のひとつ。
体外で組み上げる魔法に対して、自分の魔力を混ぜて、流れを乱す。
・魔力弾
対抗魔法のひとつ。
結界など魔力で編まれた防御を突破するため、自分の魔力を固めて打ち出す。
撃ち出す技能は無くても、投げて飛ばす事も不可能ではない。




