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登場人物資料:4.偽装編まとめ



@アケハ

 本作の主人公


詳細:

 探索者業を再開した。ダンジョンが破壊される事件に遭うも、慌てず地上へ帰還。次に向かったダンジョンでは、最深部の施設を襲撃する者たちと遭遇。生き残っていた施設職員と協力して、襲撃へ対処した。


 着々と適応していた探索者業にも、かげりが現れる。襲撃犯が狙っていたダンジョンコアに触れて、自分が別のダンジョンを扱える事に気付く。襲撃事件の間に台座から外れたダンジョンコアに興味を持ってしまう。

 ダンジョンを管理していたのは討伐組合であるため、証拠品として管理されるはず。何故か、事件協力の報酬として大金と共に自分の手に渡ってしまう。

 ダンジョンコアの予備を手に入れると、片方を用いて自宅の地下室に最小のダンジョンを設置。新たに加わった機能を利用して、ニーシアにダンジョンの利用権限を付与した。


 怪我をした獣魔のヴァイスの経過観察を行うために、探索者業を一時的に休業する。事件の収束を待つ間に、市街へ買い物に向かう。


 今度はダンジョンコアを狙った誘拐犯にニーシアを連れ去られる。街並みの陰へと誘導されて、人質を取られて動けなくなった主人公たちに、救助の手が。

 現れたサブレは巨大な肉塊を操作して、取り囲んでいた誘拐犯どもを一掃。ニーシアを解放した後は、誘拐犯の潰れた塊を食べるという奇行を見せてきた。

 その後、サブレから手紙を受け取り、日を置いてオリヴィアに会いに行き、仲の良い様子を見せられる。


 中断されたニーシアの外食計画を叶えるために、今度は武装を付けて、飲食店に向かう。少々高い、個室で食事を満喫したところで、自宅に帰る事は叶わず、光神教の聖女に捕まった。



@ニーシア

 戦う少女


詳細:

 アケハより戦闘経験は浅いものの、獣魔との連携もあり怪我は少ない。ダンジョン襲撃者の一人を遠隔武器で殺した。

 アケハから権限を貰って、ダンジョンを操作できるようになり、喜ぶ。

 生還祝いに買い物や食事を企画、市街を歩く間に誘拐されて、アケハへの人質にされてしまう。危ない状況もサブレに助けられ、誘拐犯の付けた怪我も治療してもらった。


あまけ:

 ダンジョンの利用者に加わって、最初に生み出したのは雑穀団子ではなく、アメーバだった。



@レウリファ

 獣人


詳細:

 ニーシアと協力して襲撃者の一人を対処した。

 後は特にない。



@アンシー=バベル

 先輩探索者+魔法の師匠


詳細:

 アケハの魔法を実用段階まで高めた教師役。

 教育用の魔道具が無くても、魔法指導が可能で、最後はアケハに直接触れて無理やり覚えさせた。

 自身の肉体を使い、アケハの未熟な魔法効果を見せつけた。怪我はすぐ治癒したため、本人に大した影響は無いらしい。



@エルシュ

 王都で度々会う受付嬢


おまけ:

 変態な探索者での対応は欠かさない。アンシー他、問題ある探索者の噂は積極的に収集している。



@ヴァイス

 身を差し出してアケハを庇った献身もの


詳細:

 ダンジョン襲撃事件の際にアケハをかばい、怪我を負う。

 その後は、アケハと接する時間も増えた。

 魔物の特性、武器の形状もあって、怪我の影響は少なく。身動きに問題は無いらしい。


おまけ:

 アケハと一緒に寝る事は一度も無かった。



@ルト、シード

 獣魔の雨衣狼


詳細:

 ニーシア、レウリファと協力してダンジョン襲撃者の一人へ対処。

 


@オリヴィア

 マカロン女爵


詳細:

 アケハが暮らしていたダンジョンに遭難してきた貴族。都市クロスリエは別宅であり、本宅は王都ミトレイにあった。貴族でも地位は低く、一代限りの女爵だと判明。

 仕事が魔物関係でも職場内では上位の立場。魔物の資料を管理する仕事で、アケハの獣魔の生活改善に助言した。



@サブレ=マカロン

 オリヴィアの娘


詳細:

 ニーシア誘拐事件で主人公たちを救助。誘拐犯を食べるという異常な行動を見せる。後の再会では、オリヴィアとまったり話す様子があったため、オリヴィアとの仲は悪くないらしい。



@リコット=アプリリス

 光神教聖女


詳細:

 クロスリエで演説する姿をアケハは見ていたが、王都に移ってからの再会。


おまけ:

 飲食店に入った主人公を捕獲するにも、食事後を待っていた。



@その他


オビー、ハーツ

 主人公たちに助けられた探索者。

 ダンジョンが壊れ、暗闇が広がった中、わずかな明かりを頼りに地上へ向かう。魔物と遭遇して杭の道から外れる。追い込まれたところで主人公たちに助けられた。



インテグラ

 単独探索者

 アケハたちは食事を提供すると、釣り合わない量の魔石をくれた。ダンジョン深部に怪しい人物がいる事を告げた後は立ち去る。魔石の量や魔道具の照明を持っている事から、稼ぎは良さそう。



ダンジョン襲撃者たち

 名無し

 ダンジョン最深部にある討伐組合の施設を襲撃した。おかげで王都のダンジョンが2つ消失。社会に貢献しているかもしれないが、探索者は職場を減らす事になった。

 雑多な魔石も用途はあるため、都市の運営も少なからず支障をきたす。



メルロック(愛称:ロック)

 ダンジョン最深部、施設職員

 元探索者。襲撃を受けた組合施設で戦闘を主として雇用されていた。襲撃犯のリーダー相手にした際は次々と備品を使いつぶす。それでも時間稼ぎにしかならず、襲撃犯へのとどめも、アケハの囮が無ければ難しかった。

 愛用の槍は登場前に破壊されている。槍使いである。



ニーシア誘拐犯たち

 名無し

 ダンジョンコアを要求してきた事から、討伐組合の内部情報を得ていた。ニーシアを人質に主人公を無抵抗にするも、割り込んできたサブレの餌食になった。




用語集:(未記載も公開)


・硬化魔法

 アケハがアンシーから教わった魔法。正式名称は知らない。硬くなる割に動きの阻害は少ない便利な効果。アケハは上から下まで硬くする範囲を選べるらしい。使うタイミングと状況は各個人の判断に任せる。日常使いもできなくはない。日常とは探索者業の事である。



・選ばれし菓子

 アンシーが暇な時間に収集したお菓子。討伐組合の相談室、情報漏洩が行われる空間に、泣き始めたエルシュへ与えられた。

 なぜ、アンシーの懐に携帯されていたのかは不明。どこの店かも不明。ただ、包装には店に関わる何かがあったようだ。

 しかし、菓子に続き、飲み物もあった。そちらは一切の情報が無い。小さな器もアンシーの服の下に消えた。秘蔵というなら、そちらだろう。



・捨て去られた荷車

 アケハがダンジョン生活時期に手に入れた荷車。ダンジョンに攻めてきた人物の所有物だったが、質も高く、愛用していた。残念ながら、汚れや摩耗も大きく、ダンジョン脱出の際には、取り残された。



・ダンジョンを破壊する魔道具(正式名称は不明)

 討伐組合でも使われるダンジョン破壊用の魔道具。ダンジョン最深部の台座にあるダンジョンコアに取り付けて起動させる。

 ダンジョン襲撃者が持ち込んできたもので、一度目のダンジョンでも使われた可能性は高い。

 長時間の充填を終えると、ダンジョンコアを破壊する。一度の使用で再整備が必要な金食い虫。

 人間に使う場合は、肉体がすさまじく破裂させる。ただし、部分破壊でしかなく、非接触部では強い衝撃が伝わるも原型を想像できる程度に形が残るかもしれない。

 実はこれを使わなくても、ダンジョンコアは破壊できる。強力な衝撃を与えればよい。ただし、自己修復を上回ればの話である。

 高耐久、割合回復というボス級のステータスに敵うものは少ない。まずダンジョンの壁を破壊できてから試すべきだろう。半端に怒らせると後が怖い。




ネタ枠:


※胸糞注意 こんな貴族は登場しません、即席の悪役貴族です※

 何より人型。遠く眺めた姿は人に変わりない。先に切り落としていれば、なお良し。

 操作1つの鈍重さ、奇奇稀なる声が次々と奏でられ、尽きなくなる。重ならない程度に並べて吊るせば、暴れる動きが隣の二,三まで伝わり、目に一度の暇も許してくれない。

 振り子が疲れて垂れた後には、足先から点々と落ちる水滴が、かつての声を残すように余韻を与えてくれるのだ。

 これら皆、昨日今日の待遇を経て何を思ったか。どれもこれも想像しえない。

 人並の食事に、睡眠。飢えと危険を忘れる日が二度続けば、希望を抱く。これまでに与えられなかった部屋と寝具で、母子が肌を寄せて眠る時間。私は淡々と首つり台を調節していた。

 もしかしたら、この一夜で背丈が伸びるかもしれない。二人の目の高さが揃わなくなるかもしれない。台が途中で壊れたら、私が指輪の操作を誤まってしまえば……。練習したのは、百に劣らない。決して正面の二人のためだけではない。

 作り上げた光景には心魂を賭けて、そして未だに不安を残している。これは愛だ。



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