登場人物資料:11.***編まとめ
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※※※ 注意:一部、物語外のネタバレも含んでいます ※※※
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あらすじ:
ダンジョン生活にてラナンが訪問、
勝負に負け、ラナンの従者になる。
教会通いの新しい生活の中、リヴィアの招待を受けた。
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@キャラ名
説明
(名前の由来)
詳細:
おまけ:
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@アケハ
本作の主人公
(アカシア、アーカーシャ)
詳細:
交渉手段としての戦闘を覚えて、一つ大人になった。
とはいえ、ダンジョンでの仮初めの自由は奪われた。
光神教に戻るにしても、
アプリリスに怯えて、ラナンの保護下に入る。
平穏を取り戻せると思ったが、不穏は止まない。
監視生活であるはずのリヴィアから手紙が届き、
魔族の関与まで疑われる事態となる。
ついに訪れた再会で、リヴィアの企みを知る。
協力するもう一人の魔族も加わり、都市内で戦闘が始まる。
だが、ここにきてアケハのこれまでの悪行が影響する。
過去の負傷がラナンの戦闘能力を奪い、アケハに唯一の望みを託そうとする。
ラナンの告白により最後の抵抗も諦め、
手に取った聖剣で、知人だったリヴィアを斬る。
それでも、聖者になりきれなかった。
半端な人間。
おまけ:
作中、最上位の性能を持つわりに、活用できなかった凡人。
チート持ちが数多くいる中、特に際立って優秀なのに、
環境と性格の組み合わせにより見事に没落していた。
・無限再生(50年周期)
・半永久の魔力
・完全記憶能力(特に魔法で演出、あとヒロインとの約束描写などに貢献)
・ダンジョン操作(魔物大量生産+指揮能力)
本作では魔法は万能に近い設定なので、戦闘で負けるはずがない。
それなのに、こうも活躍できなかったのには理由がある。
実は彼はナイーブだったの。
ちなみに、主人公が活躍してはいけない物語です。
これが貴種流離譚になってしまうと、
人間の世界を取り戻すという流れに反する。
だって、アケハ人間じゃないもの。
他要素との兼ね合いで、ネタバレは分割、後述します。
ご都合悪い主義とも言えるけど、
突発的ではなく、理屈ありの作中人物の思惑なら多少は薄まるかなと、
そこな奥様、ご不満になられても困ります。
一応はミステリーですよ。犯人も事件も大量だけど、
いや、サスペンスなのか……。
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@ラナン
第四聖女
(光輝 :儀式による名付けだけは聖者本来のもの)
詳細:
聖者召喚に失敗した、どこかの誰かさんによって、急きょ用意された代役。
そんな事が可能かと言われると、犯人の項目を参照していただけると解決します。(しません)
手の印で聖者と思わせながら、実は聖女の印である。
加えて、本作中での役割も、どう考えても聖女である。
真?の聖者である主人公が失踪していたために、
不相応にも聖剣を持つしかなかった。
最後の最後でさえ、自戒を持ってアケハを許した。
おまけ:
現役の人々が最も頼るべき聖女。
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@フィアリス=シルルー
第一聖女
(不思議な国のアリス+四大精霊の二種シルフィ、ノーム)
詳細:
一番貢献しているのはラナンに間違いない。
結局、アケハは魔力を供給するだけで、聖剣は二度と使わなかった。
聖者になるべきはラナン。
……アケハは聖者に相応しくない。
おまけ:
私の真実は何だったの。
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@リコット=アプリリス
第二聖女
(花言葉:”支配” アプリコット+リコリス、リリス)
詳細:
出会うな危険。
政略結婚が別派閥による誘導とはいえ、
本人は辺境国で一生を終えてもよかったと思っていた。
けれど、物語の序盤でアケハと遭遇。
失踪していた聖者だと即座に察知。
その後は、権力マシマシでアケハを囲い込んだ。(確定)
おまけ:
人類の存続に最も貢献する聖女?
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@ローリオラス=ラグランジュエ
第三聖女
(花言葉:”栄光と賞賛” ローリエ、グラジオラス+学者ラグランジュ)
詳細:
登場していないけど再度紹介。
内部抗争に負けて、貴人用の独房に監禁。
物語後にはアケハの一存で解放されている。
ちゃっかりハーレム要員に落ち着いた。
おまけ2:
実は、
ダンジョンを壊す事も、盗んできた鍵の事さえ、
アケハの要望に適っている。
求める時に、正しい答えをくれた相手。
残念ながら理解されていなかったが、
アプリリスに強硬手段を選ばせなかった貢献人。
(※貢献者はもう一人いるけど、隠し要素として伏せる)
もし、反逆を起こしていなければ、人間の領域が縮まっていた。
あるいは、アプリリスが強制的に聖者を入れ替えていただろう。
アプリリスをアケハの私物化狙いだと予想して(まったくの的確)
アケハを聖者に戻そうとした点だけは残念だが、
おそらく、アケハが正常に召喚されていれば、一番の仲になった。
聖女に相応しい、献身精神です。
アケハの好みが謎っ子だと予想して猫被る。
それくらいに献身的。
ただし、後付け運命論やメルヘンに頼るのは最初だけである。
最後は力ずくなので、……どっかの誰かと変わらんね。
おまけ:
アケハ個人の意思を最も助けた聖女。
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@リヴィア=マカロン
下位貴族?
詳細:
作中ラスボス。
本来の活動を終え、最後にアケハの面倒事を解消させようとした。
実は数世代前の魔族であり、アケハ(偽名)の正体も知っている。
というか、過去の聖者と実際に会っていた。
知識として教わっており、人間社会に潜入した後は、裏工作に日々を費やす。
最初の登場では、実力調査として遠征で訪れる聖者に魔物の大群を誘導した。
最終的にアケハの保護下に加わり、
末話では死亡が確認されている。
おまけ:
傾国の美女(自称)
外見は、実在”していた”人間をコピーしている。
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@ロウ=インテグラ
中期の魔族
(生と死ー>生鮮と統合)
詳細:
魔物の王の元番人。
復活したアニマの世話役であり、(あくまで組織のひとつ)序列としては最上位だった。
引退を期に、教え子だったリヴィアの手下になる。
足の重たい上司に代わり数々の裏工作を進め、リヴィアの終盤演出にも参加した。
なお、ダンジョンで出会ったのは、アケハの危険行為を止めさせるためのリヴィアの指示。
忠告が無視される事も承知で、事前にダンジョン内の魔物を減らしていた。
一般人に殺される事は元より想定されない。
とある魔族の介入を知り、以降の計画を早めた。
おまけ:
長寿?の魔族ながら、インテグラの生まれは中期。
リヴィアは後期。サブレに至っては近い数世代。
作中に登場した魔族は、一体を除き新しい方の世代である。
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@アニマ=モルス
魔物の王
詳細:
終局面でのアニマ演出は、見せかけの作り物。
本物は精神を病んでおり、魔族としての形も保っていない。
埃くずとなって、お城の床の隙間に散らばっています。
どんな状況だとして、聖者が来ると再会を望む。
体を再生させ、以前の姿を見せようとする。
そして広げた両手を聖剣に切り捨てられ、最終的に粉微塵に砕かれる。
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物語解説:
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○アケハについて
旧名:***
(最後の都市計画の住人から摘出、製造番号666番)
仮名はありつつ、聖者の召喚儀式で正式な名前が手に入る予定だった。
当初の従順さは効率化のため。(名前を受け入れるまでが伏線)
物語中では、人間を殺すダンジョンと聞いた時点で、懐疑心が加わった。
以降の行動に大きく影響しており、アプリリスの肉体交渉にも反発できた。(できていない)
無事に聖者として出現していれば、
ラナンという名を与えられ、アプリリスにワッショイされていた。
魔物の王討伐を目前に、光神教への疑問を持ちはじめ、殺処分される。
そして次世代にアップデート。
ダンジョンに生まれたのは疑問ではなく、
ダンジョン開始になったから物語が始まった。
逆説スタートであり、
正しい謎は、どうしてアケハが聖者なのか。
アケハが聖者である事は、当初から度々描写しており、
アプリリスの登場により明確に宣言されております。
なぜという部分を間接的に描写していく物語。
ちなみに開始地点がダンジョンである妥当性についても、
アケハが発生した意図と、女神による領域について、
参照いだたけると解決します。
○聖者とは
女神の領域における、魔力の供給源。
加えて侵入した敵の排除も積極的に行ってくれる。
良いこと尽くしな存在。
不具合が発生した際には、殺処分。
気持ち程度の休養を与えて、新品状態で召喚する。
名前を与え、激痛の洗礼を受けさせるまでが、チュートリアル。
ちなみに、このシステムが実現してから、
一般人の洗礼は一体感を持たせるためだけの儀式になる。以前も領域装置を魔物の目から隠す、囮としての役割だったため、一般人は変わらず冷遇である。
○時代ごとのヒロイン
前時代:魔物の王アニマ (ソウルメイト、ロマンチズム)
男神により製造された唯一のつがい。
同じ使命を持って生まれてきたため、初期でも仲が良い。
魔族と人間の体は、明確な違いがあれど、
正常な魔力を持つため、他とは格別して相性が良い。
互いの魔力を交換するという、魔族の文化によると、
魔力が汚染された中、お互いの魔力だけは快適なのだ。
必然的に求めあう。
聖者時代:女神の化身 (異世界キャバクラ)
他と合わせて数人の聖女で、ヨイショしてくる。
一定期間が経過して聖者が死亡していない場合はサービス低下、
愛憎劇の発生、一部の聖女が発狂する。
聖女同士が殺し合う事もしばしば。
さなかに、聖者は薬殺される。
労災扱い。
反逆者時代:とある魔族(テロリスト共犯者)
各世代の聖者がいつか女神へ復讐するために、
魔法技術を次代の聖者に継承させてくれる。
伝道者として、とある魔族が援助。
いわゆるセーブ・ロードクリスタル(第二段)。
メンヘラ聖女たちと接してきた元聖者とあっては、
性的にも寛容で、まあ、魔族でも構わないのかな? と推測。
本能かな。
○男神
差異からしか学べない。
これが基準。
片方を人型にしたせいで
セキュリティーホールを作っちゃった。
人間を統べる、人間の上に立つ存在となると、そうなるのかもしれない。
統治者なんて時代で移り変わるもの。
俗物すぎて、人間の王は信仰されなかったようだ。
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メタバレ
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ちなみに女神(光神教じゃない方)は実在していません。




