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そうじゃないんだ異世界転移!  作者: 高月 和
第一章
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第五話 パイセンってやっぱすげーよ。

 空が白んでいる。

 ステータスウィンドウをこねくり回していたら、いつの間にか結構な時間が経っていたらしい。さらっと寝ずの番をしてしまった。モルドさんは夜半ばで代わるって言ってたけどいいよね。注意散漫腐女子を助けてくれた恩として。

 ステータスウィンドウに気づいてからしばらく、メニューなんかもあるんじゃないかと念じていたら案の定あったよ。念じまくったら目の前に出てきたよ。

 半透明のウィンドウの中に、なんかシャレオツな感じの字体で『キャラクター』、『アイテム』、『マップ』と書いてあるのがメニューウィンドウだ。出したもののどうするか分からずとりあえず文字に触れてみた。すると、シャレオツな感じの文字の色が変わり、新しいウィンドウが出てくる。

 触ったのは『キャラクター』。新しく出てきたウィンドウはこんな感じだった。




“・ステータス

・スキル

・???”




 『ステータス』を触ると、念じた時に出てきたようにステータスウィンドウが出てきた。念じて出せるのはショートカットという事だろう。

 『スキル』を触ると、『スキルポイント:100』という文字がスキルウィンドウの上部に出てきた。あとは空欄だ。要・研究。

 そして最後に『???』だが、これは押しても何も起こらなかった。というか押せなかった。サイトでリンク貼り忘れた時のことを思い出して少し心にダメージが来た。

 次にメニューウィンドウの『アイテム』だ。開いてみても縦に長細い空欄のウィンドウが出てくるだけだったが、そこらに転がっていた石をつまみ上げウィンドウに触れさせてみたところ、すっと石が消えて長細いウィンドウの上部に『石』という文字が浮かんできた。

 これがかの有名な『アイテムボックス』。異世界の覇権を握るアイテムボックスパイセン。あらゆる異世界転生・転移モノに登場し、転生者または転移者を特定する1つの指標となっているアイテムボックスパイセン。

 それが今や、私の手に。

 ここまで来れば私が異世界転移した事に疑う余地は無い。今までは若干ゃ夢だと思ってた。たまに妙にリアルなホモの夢とか見るし。起きた後その夢の妄想とかするし。

 それとこのアイテムボックス、容量はないらしい。石を入れたところ、右下に『容量限界まで:∞』と出ていた。細かい気配り、心が震えるっすアイテムボックスパイセン。

 次に『マップ』だ。これは自分を中心とした地図をウィンドウに表示するものと、なんかマップ一覧が出るらしいウィンドウとの2つのウィンドウが出てきた。

 自分を中心としたマップのウィンドウには中心に緑の光が点っており、そのすぐ隣に白い光が付いている。緑の光はフォストで、白い光は多分モルドさんだろう。それと、森の方角に動き回る赤い光が数個。おそらくこの赤い光は敵だ。このマップ、優秀な事にフォストが見る方向を変えると自動的に視線が向いている方を上にしてマップが回転してくれる。方向音痴にめちゃくちゃ優しい。私は方向音痴じゃないけどな。あと、マップ限界〜フォスト急接近まで拡大縮小ができる。

 そしてマップ一覧の方。こっちはアイテムボックスと同じように長細いウィンドウで、一番上に『ノラーヴァ草原』と『ノクドの森』と出ている以外記述は無い。多分、フォストがモルドさんに拾われたのが『ノラーヴァ草原』で、今野宿をする前に広がっているのが『ノクドの森』だろう。

 一応どちらも見てみる。

 ノラーヴァ草原は特に何も無い。黄緑をバケツで塗った感じで、右の方に川を示すのであろう水色が引かれているくらいだ。

 ノクドの森は起伏に富んでいるらしい。日本の地図と同じように高さ別で黄緑〜茶色に色分けされている。所々に湖のような水色の丸と小川っぽい線がある。これが集まり集まってノラーヴァ草原の川になっているのだろう。

 マップ一覧は行ったことがある場所のマップしか取得出来ず、敵も表示されないらしい。

 それにしてもむちゃくちゃに便利だ。大迷路とか秒でクリア出来そう。逃げ出した路地裏に詳しい受けちゃんとかすぐに捕まえられそう。

 異世界転移者らしく、いい感じにチートになってる。

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