第5話「今度こそ強敵襲来」
目が覚めるとまず目に入ったのは、、、、、
「うわっ!?」
葉月はその光景に驚いた。なぜなら、、、、
「おいっ!!すい、大丈夫か!?」
すいが鼻血をどばどば出しながら横に寝ていたのである。
「な、なぁにぃ~?まだ、眠いよ、、、、、って、うわっ!」
それからなんやかんやあったが無事、鼻血は止まった。
「はぁ、なんであぁなったんだよ」
それを聞かれると少し恥ずかしそうに、、、
「え、えっと、私が朝起きると隣に葉月さんが寝ていたので、、、、でも、ここからの記憶がないんです」
「あぁ、分かったわ。そぉゆうことか」
きぃが言うが葉月には理解できていないようだ。
「は?どういうことだ?」
「え、えっと、、、、、」
「ええわ、うちが話したろ」
すいが困っていたのを察してくれたのだろうきぃが話し始める。
「すいは昔から男が嫌い?いや、男との関わりがあんまなかってんな。というかまったくないわ」
「あぁ、それでか」
鼻血事件こともあるだろうが、初めて会った時から今まで(というかまだ会って間もないが)人並み以上の人見知りぐわいだったので、過去にそんなことがあれば納得がいく。
「はづきぃ~腹減ったよぉ~」
そこで腹をギュルルルルと鳴らしながらひぃが言う。
「そうだな、今作るから待ってろ、あれ?2人いなくないか?って、ふぅはいたのか」
影が薄いのかふぅがいることに気づかなかった。
「失礼な人ですわ」
「どぉならまだ寝てたよ~私と違って寝坊助さんだね」
「じゃあ、誰でもいいから起こしてきてくれないか?」
「わ、私行ってきます」
「私もー!」
すいとひぃが起こしに走っていった。それから5分、、、、帰ってこない。
「うわぁ~もしかしたら一緒に寝てんのちゃうか。うち、ちょっと見てくるわ」
そう言ってきぃが歩いていく。それから5分、、、、帰ってこない。
「はぁ、それでは私が、、、、、、」
「やめとけ、どうせ結果帰ってこないパターンだろ」
「私を何だと、、、、、」
「まぁ、俺が行くから」
階段に向かい2階に上がる。どぉが寝ている部屋は俺の部屋の隣の部屋だ。
「まったく、何してんだみんな」
ドアノブに手をかけ扉を開けるとそこには、、、、予想どうりみんな寝ていた?少しおかしい。ぐったりと倒れているような感じだ。
「!?」
よく見ると部屋の隅に1人の女が立っていた。背は葉月より少し小さいくらいで胸は、、、あまりない。
「お前、、、今凄い失礼なこと考えただろ!」
「い、いやぁ、そんなことはないが、、、、」
すると後ろから音がした。ふぅだ。
「あ、あなたは、、、、」
ふぅの声には怒りと恐怖が混ざっているような声だった。
「だれなんだよこいつ?不審者か?」
「いいえ、こいつは魔女ですわ」
「?」
「そう、私は魔女だ」
彼女はそう名乗った。