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超人!!しょーがくせい!!  作者: ひっきー
1章『ふぅの物語』
2/13

第1話「超人小学生」

なんの変哲もない日のこと。

ごく平凡に生活していた青年「林宮(りんぐう) 葉月(はずき)」、成績は普通、運動神経も他の誰よりも勝るということはない、、、、、、、ただの普通の青年。

高校入学したてだった葉月のある帰りの出来事。

いつものように幼馴染の「天道(てんどう) 美香(みか)」と「頭竜(とうりゅう) 信二(しんじ)」と帰っていた。

「信二くん、いくらなんでも帰りの女子小学生をじろじろ見るのはキモイよ。葉月、なんか言ったげてよ」

「あいつのロリコンはもともとだほっとけ」

そう、信二は重度のロリコンなのである。高校入学した頃からだろうか。

「ちょ、ちょっとまってよ2人ともー」

「きもいわこっちよんな」

変態を押しのけ葉月は二人と別れた。

「じゃ、また明日な」

葉月は二人とは反対方向に家があるのでここでお別れだ。

「うん、またねー」

「べーーーーだ」

あっかんべーをしている信二に苦笑しながら葉月は家に向かった。とその途中。

「やあ」

少し背の高い女が立っていた。

「なにか御用ですか?」

めんどくさそうに答える葉月。

「率直に聞こう、君、、、、、超能力などを信じるかな?」

いきなりだった。

「は?」

女の言っている意味が分からない。適当に流しておこうと思い。

「ま、まあ、信じなくもないですが?」

「そ、そうか!ならば君に頼みがあるんだよ!」

まあ、一応聞いていようかと耳を傾ける葉月。

「君に、超人能力を持った少女達を預かってはくれまいか?」

「へ?」

話がサクサク進みすぎて理解できない葉月。

「君を見て思ったのだよ。君には不思議な力がある。それも、能力を消し去るような不思議な力だ」

「!?」

ふと、昔に亡くなった父の言葉を思い出す。

「「お前には不思議な力がある。それをうまくこの世のために役立てろ」」

最初は意味が分からなかったがまさかこのことだろうか。

いや、そんな都合いい話があるはずがない。

「悪いですが、お断りします」

女の返答も聞かずに葉月は走った。

「なんなんだよ一体」

妙に違和感の残る胸を撫で信号を待っていると。

ギィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!

タイヤを滑らせたのかトラックがこちらに突っ込んできた。

「やべっ!」

よけようとも間に合うまい、速度を下げずにトラックが葉月の体めがけてくる。

「うゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎゎ!!!」

その時だった、トラックに変化が。

「う、うそ、だ、ろ」

トラックが空を飛んでいた。いや、空に何かで弾き飛ばされたと言ったほうがよいだろう。

「、、、、、、、、、、、、ぁ」

腰を抜かした葉月の前に5人の少女が立っていた。

「あ、あの、だだ、大丈夫、ですか?」

「なんだよーこんなので腰抜かしたのか?」

「しゃーないやろひぃ、人間は人生にこんな体験めったにせえへんわ」

「ふぁぁぁぁぁぁぁ、ねむ」

「ほら、手をお貸しになって」

理解できない葉月の前に、

「これが、さきほど言っていた少女だよ。それぞれ能力を持っている、水・火・木・土・風の能力をね」

すると、緑色の髪が特徴的な子が前に出て、

「まあ、これからいろいろあるやろーけどよろしゅーな!」

「は?」

困惑の上に困惑する葉月。すると、女が、

「預かってもらう件はもう決定済みだ」

「へ?」

何が何だか分からない。ひとまず落ち着こうと深呼吸をする葉月であった。

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