皇子と迷いの森
今回、少なめです。
「皇子!!迷いの森に入るなど、何を考えているのです!」
凄まじい迄の怒りの声は、自分のすぐ隣からなので、物凄くうるさい。
少しは静かにしてくれ。
「面白いだろう?迷いの森、一度は来てみたかったのだ、もう来れないからな」
迷いの無い足取りで、スタスタと歩いていく。
白い髪に赤色の瞳。整った顔立ちは、美しくすらある。
………しかしながら、性格に難があった。自分の道を行く、そのために周りが凄まじい勢いで、巻き込まれている。
「皇子!これ以上は危険です!!」
必死に止めようとする者を押し退け、進んだ時だった。木と木の間に何か、動く物を見た。
間違いない。あれは人だ。自分達以外にも誰かが来ていたようだ。
面白い、見てみたいではないか。
「行くぞ!」
「皇子!?」
突然、走りだした皇子にまわりの者達が慌てて追い掛ける。またしても皇子に巻き込まれている。そう気付いたのは、皇子を追い掛けて暫く、たってからだった。
「女の子?」
木々の間から見えるのは、この森にふさわしいエメラルドグリーンの美しい髪の若い娘だった。今、そっくりな見かけの人がいるが、その人はここにはいない。血縁者も有り得ないだろう。気のせいかもしれない。
少女は時折、何か話しているが、そこまでは聞こえなかった。
「ほう……木々の声を聞いているのか」
ならば例にいう、森に選ばれた者、なのだろう。だがそれは自分にとっては面白い事に変わりはなかった。
「皇子、もう帰りましょう!」
隣から側近達が口々に止めようとする。勿論、自分が巻き込んだのだが、さすがに煩い。
「そなた等は、ここにいるがよい」
「皇子!!何をおっしゃって……」
しかしその時には、既に皇子の姿は掻き消えていた。
側近達がその後、青くなったのは言う迄もない………。
こんにちは(こんばんは)!!
秋月です(・∀・)ノ
今回は新たに皇子様が登場です。秋月らしく、性格は問題ありですが、この方が実はキーパーソンになります!!
次回、ユウちゃんの秘密がまた、明らかになります。
さて、話は変わりますが、秋月は実に馬鹿をやらかします。この間の捻挫がいい例です。未だにジクジクと地味に痛みが走ります。本当にマジで馬鹿をやらかしました(/_\;)
とにかく捻挫はこりごりです。湿布が手放せない今日この頃……。
なんとかしないと、新しく買った靴が履けない(←何で買った?)
早く治そうと思います。どなたか捻挫に効く物を知ってたら、教えて下さいませ。
ではでは次回、またお会いしましょう。