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小鳥と魔術

すいませんm(__)m

今回、固いお話です………。

ベットに突っ伏した私に、フランが、よいしょとベットに上がって私にくっついてくる。ふわふわした金の髪が、柔らかくて気持ちよい。


「くすぐったいのー! ひめさま!」


フランのキラキラした可愛らしい笑顔に、何だか妹が出来たみたいで、胸の奧がふわふわする。


「姫君、フランとこのまま遊んでいても宜しいのですが、まずは“呪”を解きたいと思います、どうか、こちらへ」


その様子に優しく諭すように話す星回は、マントに隠れているため顔は見えない。それでも、優しさが滲み出ていた。


「主さま〜、もう少し〜」


ぶーっと膨れるフランも可愛いが、躾は大切だと私も思うので、星回の言う通りにした。フランもごねる気はないらしく、素直に主人である星回の隣に戻った。


「さあ、姫君、こちらへ」


扉を過ぎると、そこは驚いた事に日の当たる庭だった。草花や木などが生え、まさに隠れ家のような庭園である。


「きれいな庭……」


「ありがとうございます、姫君、此方はお好きに出てかまいませんよ、私が趣味で作った庭ですから、出入りは私か、私が許可した者しか出来ませんし、ね」


つまり勝手に脱出できないと………。私は脱出するつもりはない。というか、出来ない。私は脱出のすべを知らないのだから―――――。


「姫君、私の研究室へ参ります」


えっ? と思った時には、私は見知らぬ部屋にいた。何時の間に飛んだのかも分からなかった。あまりに一瞬で飛んだため、頭がついていけない。混乱の極みとは、こんな事を言うのだろう。


「ここが私の研究室です」


回りを見るが、難しい本が山の用にあるくらいで、後は本に埋もれた机と、こちらは比較的きれいな椅子があるだけである。


「………凄い沢山の本」


無意識に右手を、そっと触れようとした時、フランがその右手を掴んだ。


「ひめさま、こっちなのー!」


「ちょっ…! フラン!?」


子供とは思えない力で引っ張られて、私は体勢を崩しかけた。…………昔から運動神経はあまり良い方ではない。


「この魔方陣の上にお乗り下さい、すぐに“呪”を解きますので」

ドキドキしながら、私は魔方陣の上に乗る。手を引っ張っていたフランは、星回の元に何時の間にか戻っていた。

もうすぐ私は皆の様に、魔法が使えるようになる。だって今まで、まともに使えた事はないのだ。それがこれから使えるようになるのだ!

皆の様に、“空歩”が使えるかもしれない。

――――――――役立たたずは、終わりになるかもしれない。


「姫君、儀式を始めますが、絶対に陣から出ないで下さいませ」


真剣な星回の声が聞こえた。ドキドキして浮かれた自分を恥じた。星回がこれからやる解呪は、相手がかけた呪を解くもの。相手が強ければ強いほど、解くのも大変になっていく。最悪、命をかける場合があるそうだ。


「宜しくお願いします」


私は素直に頭を下げた。自分の呪を星回に解いてもらうのだ。これから危険な事をお願いする。だから素直に頭を下げる事が出来た。


「頭を上げて下さい、姫君―――――始めます」


こうして私は、儀式をうけた。



◇◆◇◆◇



「父上!」


ここは王宮内一室、陛下の執務室である。そこにはいつもの如く、父であり、この国でもっとも尊い地位にいる皇帝陛下が机におり、そしてこれもいつもの如く、山のような書類の山に埋もれた姿があった。


「どうした、水暉よ」


この扉を開いたのは、この国の第一皇子水暉である。父親譲りの緋色の髪に、母親譲りの緑の瞳。普段であれば誰もが見とれる程に美しい皇子は、今現在、顔を険しいものに変え、父の元に来ていた。それだけでただならぬ事が起きた事を予見させた。


「人払いをお願い致します」


開口一番にこれは失礼なのは重々承知している。しかし緊急事態に変わりはないのだ。


「分かった――――人払いを」


御意、との短い言葉の後、先程まで父の書類整理をしていた男性は、すぐに扉に行き、頭を下げるとすぐに部屋を出た。確か秘書として優秀な者だったと記憶している。寡黙な性格のため、機密が漏れる事もないだろう。


「父上、急な会談、申し訳ありません、例の件で進展が………」


「どうした? 随分顔色が悪いようだが……?」


水暉は力なく座り込んだ。ここには二人しかいない。本来ならはしたない行為だが、そこまでの余裕は無かった。


「…………………でした」


「なに?」


「白蛇一族は、吉兆の一族なんかじゃなかったんです!」


「………………はっ?」


父である陛下は本気で聞き返した。あり得ない、と思ったのだ。夢に現れ、その者を幸せにする。それが常識なのだ。


「ですから、白蛇一族はどうしようもないくらい、腐ってましたよ!! あれが吉兆の一族? 有り得ません!」


もう一度言い直した水暉の言葉で、ようやく理解した。やはり白蛇一族は落ちぶれてしまったらしい。


「そうか………水暉よ、証拠もあるな?」


「はい」


「ならば準備を始めようではないか」


白蛇一族、全ての根本を立つ!


お久しぶりですm(__)m 秋月です!


いや〜、検定試験も無事に終わりまして、漸く解放です(^O^)


しかしやはり秋月です。やらかしましたよ、今回も! こ・ん・か・い・も!!(大事なので二回いいました!)

なんと試験前日、虫歯の痛みが悪化。激痛に襲われ、何と熱まで上がりました。最悪のコンディションのまま試験へ。受かったのか、落ちたのかは、神のみぞ知る、ですね〜(汗

そして、そして次の日、漸く歯医者へ! そしたら何と、


『歯の神経、取りましょう』


えっ!?何で!?マジすか?


そんなこんなで無事に終了。


散々な日でした………。


皆さん、歯医者さんは定期的に検診に行きましょう!!


あっ、小説の解説……………、ま、いいか(笑)


誤字脱字がありましたら、ご連絡くださいませ。勿論、感想も受け付けております。宜しくお願いしますm(__)m

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