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魔力使い、魔法使い,魔術師


あの日から四日が経過し、今日で五日目。


私たちは毎日常識を学ぶ授業、魔力ついて学ぶ授業、そして魔力の実技を全員が行う。それに加え、優秀なものや希望者が魔法の授業や実技、戦闘の練習を行う。

本当はボンボン魔法打ちたいけど、結構難しい。

結局三コマ必修だから、日本にいた時とあまり変わらない。少し、残念だ。

それでも、魔力や魔法について学ぶのは楽しいし、ご飯も悪くない。

男女で寮が分かれていて、一人一部屋ある。なかなか充実した生活を送れている。

特に魔力の扱いがうまくなるのを実感できると楽しい。それ以外の魔力や魔法の原理の学習も現代文や数学よりは百倍ましだ。


五日間で色々なことを学んだ。

初日は城とその周りの施設を探検した。外には男女の寮だけでなく、他にも客用の寮がいくつもあった。また、戦闘、魔法実技用の広場や鍛錬場所もあり、食堂や書庫などもあった。

部屋は日本の私の部屋よりも大きく、十分な広さがあった。ベッドルームに洗面所、トイレ、バスルームなどがついているものだ。

鏡と魔術で動く水を出すものでトイレなどもちゃんと機能する。

バスルームは石造りだった。冷蔵庫のように、物を冷やせる箱もある。科学は大分劣っているが、それを魔術で補っているようだ。


その次の日から授業が始まった。

この世界の通貨はリエルで、安価な金属で作られたコイン状のものと昔の英雄が描かれた紙幣がある。

給食とかにでてくる大きさのパンを一つ買うのに必要なリエルは45リエル。このパンは安いけど、味がなくて、おいしくない。


他にも色々学んだ。

全ての魔物は魔力を使えて、魔法を使うのもいるってこと。

大陸によって、環境が大きく変わること。

私たちみたいな異界者は百から千年に一度現れること。

魔力使い、魔法使い、魔術師にはそれぞれ、見習い、初級、下級、中級、上級、終級、神級があること。それとは別に総合階級が、EからSまであることなどファンタジーっぽいものが多かった。


魔法の授業では魔力、魔法、魔術の違いを教わった。

魔力は色々なものが世界に存在するためのもの。

数学にとっての数とか原子とか絶対に必要なものが魔力。だから、魔力がないと生物は皆死んじゃうし、宇宙そのものが消えちゃう。

それでいて、魔力はエネルギーでもある。人を吹っ飛ばせるから、これは当たり前か。


そして、魔法は自分の魔力を属性に変換させて、火とか風とかを起こすこと。電気エネルギーを熱エネルギーに変えるみたいな感じ。


魔力には生き物の血液型みたいな型があるらしい。火は火の、風は風の魔力の型があって、自分の魔力をその型に合わせて、自分の周りにある(水蒸気とか摩擦の火とか)同じ型のものをコントロールすると、火を飛ばしたりできる。これが魔法。結構難しい。


最後に魔術。魔術は火を動かすだけじゃなく、頭の中でイメージすることで、より細かくコントロールできる。

魔法みたいに、その場で動かすのとは違い、あらかじめ決めた動きをさせることができる。

これが魔法との違い。


魔術の方が無駄がなく、魔力効率が良く、より少ない魔力で発動できる。

それに加え、細かい形状変化や属性の応用などができる。風を好きな方向に吹かせるだけじゃなくて、先を尖らせて、対象を切ったり、火の属性の応用で、温度の上げ下げをしたりできるらしい。


でも、デメリットもあって、魔術は決まった動きをするために、決まった呪文を詠唱しなきゃ発動できない。覚えるのがめっちゃめんどくさい。


魔法系の基礎はこんな感じで、色々応用して、身体強化とか属性の合成とかを教えてもらってるけど、正直頭も体も破裂しそう。実技もあるから、体もきつい。


私は火、風、水、土の四属性プラス光、闇の特殊属性とかがある中、水と風だった。

光と闇は超レアらしいけど、鶴谷光属性持ってるんだよね。

属性は血液型みたいなものだから、変えられないし、二つ以上属性あると体の中にA型とB型があるみたいな感じだから、コントロールが難しいらしい。

それでも、私は魔力使い初級を獲得し、魔法使い初級を目指し頑張っている。魔力総量は上の下だった。悪くないと思う。


夢の魔法ボンボンに向けて頑張るぞ。


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