表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/88

忘れられない恋 一

 ※ ※ ※ ※ 

 和紀は、理沙を地元では有名な時計台に呼び出していた。

 そう、その日は12月の始め。まだ初雪は降っていないが曇り空のその日、和紀は理沙に「ある想い」を伝えようとしていた。

 『…しかし南沢さんを呼び出すの、勇気がいったな…。』

 和紀と理沙との出会いは、高校で同じクラスになったことである。

最初、和紀は同じクラスになった理沙のことを「可愛らしい子だな。」と思ったが、それ以上の感情は持っていなかった。

 そんな和紀の心に変化が訪れたのは、和紀と理沙が体育祭の実行委員に選ばれてからである。

 「…これから準備とか色々大変だけど、よろしくね和紀くん!」

「はい、南沢さん…。」

今まで女の子と話すのがそれほど得意でなかった和紀は、理沙の「和紀くん」という下の名前の呼びかけにも関わらず、緊張して「南沢さん」と名字で返してしまう。

 またそんな和紀とは対照的に、理沙は笑顔で和紀に対して接する。

 『僕…これから大丈夫かな?』

その時和紀は、少しばかりの不安を持った。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ