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彼女の気持ち 一
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「えっ…○○に、行きたいんですか?」
「はい!ぜひ一緒に行きましょう!」
恵麻から次のクリスマスイブのデート先の希望を聞いた時、和紀は内心でびっくりした。
その間、2人がクリスマスイブを迎えるまでの間、和紀たちは近場でデートを重ねていた。そして、初めてのデートの時に感じた既視感、理沙の面影は特に目立たず、
『あれは気のせいだったのかな。』
と和紀は思っていた。…しかし。
そこは、かつて和紀が理沙と一緒に行ったテーマパーク。もちろん和紀はそこを避けていたわけではないが…。
「あ、あの、他にもテーマ…、」
「じゃあ決まりですね!待ち合わせ時間は…、」
ここで、和紀は恵麻に押し切られてしまう。
少し優柔不断で、周りに流されやすい所が、和紀のダメな所かもしれない。




