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幸せな日々 十

※ ※ ※ ※

 あの時、僕が君にサプライズでプレゼントを用意した時、僕は本当はかなり緊張していたんだ。

 『ちょっと重すぎるかな?理沙が喜んでくれなかったらどうしよう?』なんて…。

 でも、あの時君は喜んでくれた。それも心の底から…だと僕は思ったんだけど、違うかな?

 そして君がくれたネックレス。あれ、僕はすごく嬉しかったよ!

 あと、僕の分の指輪だけど、今は君がくれたネックレスに通して、トップを2つにしているんだ。

 君がこの世からいなくなってから、何か指輪をはめるのも辛くなって、でも捨てることもできなくて…。それで、君のくれたネックレスとくっつけていたら、ちょうどいいような気がして。

 あとあの夜、ウェイターさんが語ってくれた話、面白かったよね!あの人はフランス人だったらしいけど、フランスでも日本でも、告白したりプレゼントをしたりするのは緊張するらしいね。

 そしてあの時、僕はあのウェイターさんとその奥さんみたいに、将来僕たちは一緒になるんだとばかり思ってた。そう、僕の気持ちも、君の気持ちも永遠に変わらない、そう思ってた。

 …僕の気持ちは、昔と変わってないよ。でも、君はいなくなってしまった。

 そんなことを考える度、僕はあの夜のことを思い出すよ。


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