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幸せな日々 六
「でもこのパフェ超おいしい!並んだ甲斐があったね!」
「そうだね!」
2人は洞窟内部に置かれたベンチで、並んで購入したパフェを食べる。
その洞窟内部は外見とは打って変わってミラーボールのような照明に照らされており、ダンスフロアを思わせるような作りになっていた。
「でも何かこの雰囲気見てたら、踊りたくなっちゃうな~!
クラブなんて行ったことないけど。」
そう理沙が言うと、
「でもここでいきなり踊ったらみんなに注目されて恥ずかしいんじゃない?」
と和紀が冗談っぽく返す。
「それもそうだね!」
そして和紀は思う。理沙はこのテーマパーク内で、テンションが妙に高くなっていると。
そうやって他のアトラクション(もちろん和紀の希望で絶叫系ではないもの)やショー、またパレードなどを2人は乗ったり見たりした。そうこうしているうちに、夜になり…、
ディナーの時間がやってきた。




