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忘れられない恋 十六

 ※ ※ ※ ※

大学3年生の和紀はその日、いつものよう  

に講義を受けた後、家に帰ろうとしていた。

 今日は12月の始め。また、和紀がいつも参加しているジャズバンドのサークルの練習はない。だから、その日は特に予定はなく、すんなりと家に帰る予定…だったのだが。

 「あ、あの…すみません。高坂和紀さんですか?」

 和紀は同じ講義を受けていたであろう女子大生に、声をかけられる。

 「は、はい、僕は高坂ですが…、

 あなたは?」

「あ、わたし、恵麻えまって言います!

あ、あの、それで…。

 いきなりですが高坂さん、あなたの連絡先、伺ってもよろしいですか?

 あの…、あなたの入っているジャズバンドのサークルに、興味がありまして…!」

「えっ…!?」

突然の恵麻の言葉に、和紀は動揺を隠せない。

「あ、あの、私1人ではどうしてもサークル室に入れない、って言うか何て言うか…。

 だからお願いします!

 一緒にサークル室まで行きたいんです!」

そして和紀は半ば勢いに押され、

「…分かりました。そういうことなら。

 僕の電話番号は…、」

と、連絡先を恵麻に教える。

 「…高坂さん、ありがとうございました!」

そう言って恵麻は、その場を去っていく。


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