表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日奇〜NIKKI〜  作者: るろうに。
17/33

8日目ー後編

本日は早めの更新です。そしていつもよりも文字数が多くなっております。読みにくいかもしれませんが、お付き合いください。

「まだ幼い子供であって、この世への強い未練と言うよりは悲しさや寂しさの方が強いのよ」

 まだ幼い子供だからこそ、この世に未練という物は少ない。しかし、悲しさや寂しさといった感情は強い。世間を知らないからこそ、怨みや後悔といった未練よりもそのままの感情が強く前面に出る。

『それじゃあ解放は出来ないんですか?』

「解放は出来ないけど、別の方法があるのじゃ。それは…」

「それはね…悲しみや寂しさを晴らすこと」

 男性の方が言おうとしていた所を女性が遮り言う。

 おい。男性の方がいじけてるじゃないか。

 しかし、女性は気にした様子は無く続けていく。

「何かしら出てきた感情を解消するのよ。そうすると幼い子供等の魂は囚われ…ここではこの世から解放されてあの世へ行くわ」

 あの世がどんな所なのか、この世とあの世の違いについての疑問が出てくるが今は話が違うため飲み込む。

『では、今ここにいる子供の悲しみや寂しさが何なのか分かりますか?』

「いえ。悲しさや寂しさという感情がある事は理解出来ても、何に対してかは分からないわ。ごめんなさいね」

 人間はその場の空気感(雰囲気)で人の不機嫌や嬉しい気持ちを何となく読み取れるのと一緒で、霊から出る空気感にもその場の空気感というものがあるらしい。

『それでは、今回のように家から出ようとしたり病院に行く時に気持ち悪いって感覚を無くすには調べるしかないんですね…』

 今頭の中ではどうやって調べたらいいんだろうという考えが頭の中を巡っている。しかし、そんな方法があるのかとも思ってしまう。

「そうね…それ以外にも他の人になすりつけるという方法もあるけどオススメはしないわ」

 なんでも人になすりつけると、なすりつけた側に被害が出るのはもちろんの事、自分にも何かしらの強い思いが残り被害が大きくなるだけの事らしい。

 どのようになすりつけるかは説明してくれていないため、またの機会に聞こうと考えた。

「ヒントは沢山あるわね。病院や外って言うところね。どこの病院でそうなったのか分かっているのであればそこで調べてみるといいわ」

 俺も考えていたところだ。そこについて明日から調べていこうと考える。

『ありがとうございました。なんとなくではありますが、今後の方向性は見えてきました』

「むしろごめんなさいね。あまり力になれずに…」

「ふん!こんな事もわからんようでは終わっとるな!」

 パァン!良い音が響く。

「黙りなさい」

 女性が呟くと男性は震えながら黙り込んでしまった。

『いえいえ。すごく助かりました。今回の話がなければ方向性も見えなかったですから』

「また何かあれば聞いてね。全力で力になるわ」

 そう言って年配夫婦は去っていった。

 気付けばもう夕方だ。夕御飯の準備をしながら、明日からの事を考える。

 まずは外と病院という視点は間違いなかった。そこに何があるのか調べるしかないなと考える。そして、1つ思い出した。きっかけの病院には知り合いが働いていたなと。やる事は決まった。

 明日は平日だ。しかし、仕事は病み上がりで休みにしているため、その知り合いに話を聞きに行くことにする。

 実はその子供の特徴を年配夫婦に聞いていた為、知り合いに話して、そんな子供がいたのか話を聞こうと考える。夕御飯の準備が終わり、食べ終わった所でグダグダとして寝ることにした。

 明日から大変だなと思いつつ、夢の世界へ旅立った。

やっと少しづつ謎が解けてきましたね。ですが、まだまだ謎が出てきました。一体いつ謎が全て解けるのか…まだまだ先ですね。謎が気になる方はお付き合いください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ