平賀 創(ひらが そう)の一日が始まり
朝カーテンの隙間から光が漏れている。
代わり映えのしない、いつもの朝が始まる。
まず始めは毎日の日課から、自分の相棒と肉体が正常に起動するかの確認を行う。
これを怠ると普通に即死する。
電源のチェック確認。
充電完了のランプを確認。
各種パーツ毎の電圧チェック。
モニター確認 各種アクチュレーターのガス圧チェック。
細部の駆動部分のチェック。
駆動部その周辺に大きな損耗は視認した限り無しと確認。
最後にもう一度全ての装置の安全を確認、オールOK。
次に自分の肉体の確認する。
体に取り付けてあるセンサーで昨日眠ってから起きるまでの体調の変化をモニターで確認する。
体温 心拍 発汗 脳波を確認していく。
全てを正常値範囲内。
この二つの作業が終わったら、あとは僕と相棒の調整を行う。
僕の体に取り付けられた接続端子と相棒の接続端子を繋ぐ。
ただ接続しただけでは相棒の精密な操作ができないのでそれを補助するために、延髄と末端神経から発せられる電気信号を測定する接続端子と相棒を繋ぎ、微調整を行う。
モニターの数値は全てを正常値範囲内に収まっていることを確認。
最後に安全装置を外し、起動どうさせる。
起動を確認、今日も平賀 創の一日が始まる。
初めての投稿です。至らない点は多々ありますが、読んで頂けたらありがたいです。