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013

全然更新できてませんね、私。

書かなきゃとも思うんですがデータ消えたり携帯落ちたりと色々あって…。

まぁ、結局のところ遅れました。

って事ですね……ごめんなさい。


そ、それでは!気を取り直して最新話です。ドウゾ!

 それから二刻ほど経った頃、クラリーチェが私を呼びに来た。


「お嬢様、朝食の準備ができております。入ってもよろしいですか」


「構わないわ」


「失礼いたします」


 ガチャリ、とドアを開けてクラリーチェが入って来た。

 クラリーチェの本名は、クラリーチェバルリエ・ラン。

 元は、没落した子爵令嬢の一人娘だが親と共に平民になってしまったところ私の父に引き取られた。

 そして生まれて来た私の専属メイドになった訳だ。


 コルセットを締め、ドレスを着て、髪を整え、メイクをする。

 この朝の作業をクラリーチェはものの五分で仕上げてくれる。

 私は記憶が戻って直ぐは着替えさせてもらうことが恥ずかしかったのだが、どう頑張ってもドレスは一人で着れないし、急に自分でやるなどと言うと混乱させてしまう恐れがあるため、そこは自重した。


「完成しましたよ」


 鏡に映った私は、元のエスメラルダの綺麗な顔がさらに引き立つメイクを施され、超美人にしか見えない。

 これが自分だと、今でも信じられないくらいだ。


 冬に近くなり肌寒くなって着たため、今日からは長袖のドレスを着ている。

 そのおかげで、腕の痣も隠すことが出来た。


 リビングに着くと、父と母はもう着席していた。

 急いで席に向かうとキールが椅子をさげる。

 そこに座ると、ちょうどのタイミングで椅子が戻って着た。

 さすがキールだ。

 そういえば喧嘩はどうなったのだろうか。

 …もう忘れよう、うん。


 家族全員が集まったので朝食が始まった。

 ここでは「いただきます」などは言わず、人が揃えば食べ始めるシステムだ。


 朝食のパンを食べながら父と母を見る。

 二人は無言で食事を続けている。何も喋らずに。

 ……そう。

 なんだかこの頃、父と母の仲が悪いような気がするのだ。

 私は顔が母似で性格が父似なので不倫問題とかではないだろうし…父には側室いないし…。

 全く原因が思い当たらない。

 別にただ喋らずに食べているだけなのだろうかとも思ったが、前は二人で新婚さんみたいに(まぁ新婚なのだが)「あーん」とかしていた記憶があるので違うと思う。


 よし、ここは!


「お父様、お母様」


「何かしら?」


 母が返事をした。

 ここはストレートに。


「お二人は喧嘩されているのですか?それなら仲直りしてくださいませ」


 こうだ!

 回りくどいよりはストレートの方が威力があるはずだ。

 どう?反応は。


「「………」」


 え?無視ですか…。

 …逆に険悪ムードに突入しそうな勢いで負のオーラが二人から出ている。


「…それは、誰からか聞いたのか?」


「いえ。自分でそう思いました」


「そうか」


 そこからは会話無し。

 母も何も言わないし、空気が痛い。

 いたたまれなくなった私は逃げるようにリビングを後にした。





「ねぇ、ラルダ。どう思う?」


『何ガ?』


「お父様とお母様の事。仲悪いように見えたかしら」


『うーん。エメが質問したコロから』


「やっぱりそーよね」


 私が質問するまであんなに嫌な顔をしていたわけではない。

 ただ食事中無言だっただけだ。

 こう言ったあれだけど、何の問題もなかった。

 でも私が変な勘ぐりをしただけでこうなるとは思いもしなかった。

 出来れば昼までに空気が戻っていてくれている事を願いたい。


 …いや、絶対に戻っていて!お願い!

 そうじゃないと私が困るから!


 …私にあの二人の仲を取り待てとか無理難題をふっかけないでほしい。

 無理難題と言うだけあって、無理に決まっているのだから。


「はぁぁぁぁぁあ」


 長く、何度目かわからないため息をつき、何気もなく天井を見上げた。

 そこには私が掘った小さな魔法陣が隠されていて、その魔法陣を発動すると疲労回復の魔法が発動されるようになっている。


 私はおもむろに魔力を魔法陣に流した。

 魔力が通った魔法陣は光りだし、その光が私を包む。

 優しい光に疲れが癒される。


 …そう言う魔法だと言うことを今は忘れよう、ね?


 私は魔法の光に身を任せ目を瞑る。

 その心地良さに、私は眠ってしまった。



 また、夢を見るとは知らずに。


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