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ある日突然異世界に⁉︎  作者: チーズケーキ大好き!
本格的に活動開始! まずは…港街に行ってみよう!
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第77話 ギルマスへの感謝 ①

「それで?どんなことをするんだ?」


「はい、今回の作戦はこうしませんか?まぁ作戦というより今までのギルマスの頑張りに恩返し…そして感謝の気持ちを込めて夜に炊き出しとかいろいろするのは。


後はその場でみんなが本音が言えればいいんですけどね…」


「本音は大丈夫さ、それよりも夜じゃこの辺り暗くなるけどそれはどうするんだ?」


「うーんそれは…あっ!こうしましょう!」


一方そのギルマスは…


「んうう…ここは…どこなんや?」


「ここはギルマスの部屋ですよ。


全くあいつらたらっ人使いの荒いんだよ…ギルマスが起きないようにしておけと言っていたのに今度は起こせとかホント好き勝手言ってくれるよな…」


「ほーうっていうことはや…つまり貴様はわいの部屋に勝手に入っていたちゅうわけやな?」


「?そうですけど何か?それにそんなに顔を赤くしてどうしたんですか?らしくもない」


「そういえば貴様はこの商業ギルド支部に来てからまだ日が浅かったか?…それにやわいの…わいのこの

服装はなんで変わってるんや?」


「そりゃあんな格好じゃ寝にくいでしょう?俺は優しいですからねっ!着替えさせてあげたんですよ!どうです?感謝してくれてもいいんですよ?ギルマス?


あっそうだ!できれば感謝よりも給料をあげて欲しいッス!俺結構金不足なので…」


プルプル…


「?どうしたんですかそんなに拳を震わして…」


「この…このコンチクショウが‼︎」ズドッ!!!


「グバアッ‼︎…」ドスッ!「な…なんで⁉︎…」ズルズル


「なんでやって?」スタスタ…ガシッ!「ううっ‼︎」


メキメキ…「わいのプライベートルームに勝手に入っただけじゃなくわいの身体を勝手に弄んだこの恨み…

何倍にもして返してやるで‼︎」メキメキ…


「ギルマスっ⁉︎締まっでる!締まっでます〜!」バタバタ


「安心しな…殺しはせぇへん…ただ気絶もさせないよくくっちょっと苦しんでもらうだけや」メキミシ…


ギルマスを起こしに行ったはずの男性は逆にギルマスに永遠に苦しめられようとしていた、そして下では。


ドンッ!ドドンッ!


「…おい」「なんだ?」


「上が煩くないか?あのバカも戻ってこないし」


「はぁ多分ギルマスにしごかれてるんじゃね?あいつギルマスを女性としてみてないからプククッ、痛い目にあうだろ…こりゃ誰か呼びに行った方がいいんじゃね?」


「「「‼︎‼︎」」」


「じゃあ誰が逝く?俺は逝きたくないぞ?」


「そりゃ俺だって逝きたくねぇよこんなところでな」


「じゃあどうやって決めるか?」「うーん…」


バタンっ!「フゥ〜!おうっ‼︎お前ら何やってるんだ?外はもう結構準備ができてるぞ、街民だってもう待ちきれないって感じだ。


主役は如何した?後料理は?」


「あはは…俺達外手伝いますよ!ギルマスはお願いします‼︎」ダダダ!バタン!


「?なんだあいついつになく忙しそうだったな…」


「すいません!俺も外手伝ってきます‼︎」「俺も!」

「俺も‼︎」ダダダ!


「おおう⁉︎…一体、何だって言うんだ⁉︎まさかギルマスがまたあの状態になってるのか⁉︎だとしたらあの野郎共…!逃げやがったな‼︎こんな時に!仕方ねぇ俺が行ってやる!」男性は足をプルプル震えさせながら地獄へと向かって行った。


ギシッギシッ…「ふぅ…ふぅ〜!大丈夫大丈夫だ落ち着けよ!俺!」ギシッ…


「ついた…ここだよなギルマスの部屋は、よしっ!」


コンコン「ギルマス今いいですか?」


「なんや?今ちょっと取り込み中や後にしてくれ」


「すいません!大事なのでできれば今がいいんですが」「そうか…なら入ってええよ」


「ふぅ…では失礼します」ギイッ…俺の前に映ったのはあの研究馬鹿がギルマスの締め技で締め落とされている光景だった…


(あっ…これ俺詰んだ?)


「?どうしたんや入ってこんのか」


「ぎっギルマスその…研究馬鹿は?」


「おっ!」ズルズル…「ははは!つい忘れとった!ありがとうな後もう少しで危ないところやった」


「ギルマス…今暇ですか?(はぁ…次は俺か…短い人生だったな)」


「…暇やけど?」「ちょっと外に出ませんか?(あれ?)」


「なんかわいをビックリさせるんやないやろうな…」


「まさか!そんなことはしませんよ‼︎」


「そうか?なら行こうか」スタスタ


「えっ⁉︎(もしかして回避したのか⁉︎)」「ん?行くんやろ?」


「はい…まさかそんなにすぐ行くとは思わなかったので(よっしゃァァァァァァ!生きてる!俺は生きてる!生きるって素晴らしいなぁ…)」


「何処を見て…」かぁ〜〜!「はっ早く!言え!こんな格好で外に出て行ったらわい!変な奴って思われるやないか!」


「すっすいません!」バッ‼︎「ふんっ!先行ってええでわいは用意したら行くやさかい」


俺は頷き階段を降りて一階に行った、そこでは俺の方を見て様子を伺う馬鹿どもの姿があった。


「何見てるんだ!仕事しろ仕事‼︎」「はっはい〜‼︎」

バタバタ!


「ふぅ…ひとまずこれでギルマスは来るよな、後はここからの頑張りだな」俺は気合を入れてギルマスを迎える準備をしている奴らの手伝いをした。


一方京介は…


「はいこれ‼︎向こうに置いといて!」「はいっ!わかりました!」


「あっ!後ついでにあれも持ってきて!」「はいっ!」ダダダっ!「どうぞ!」


「うん、ありがとうね?」「いえいえ…頑張ってください!」「ちょっと!こっちも手伝って‼︎」


「はーい!ではっ!」パタパタ…


俺はその可愛い人族の女性が早足で離れていくのを見つめていた…すると、


「何ぼーっとしているのかしら?」「はっ‼︎」


「ププッ!全く…この大掛かりな事を考えた人物にはまるで見えないのよね〜京介さんは」


「そこまで言わなくてもいいじゃないですかカレンさん」「ウフフっゴメンね?」


「はぁいいですよ、それよりもどんな感じで進んでいるんですか?」


「いい感じよ?特に何事もなく進んでるわ…普通元通りまで直すんだったら何ヶ月もかかるだろうしお金もかかるけどまさか…あの人達が助けに来てくれるとはね…」エレナさんはしみじみと呟いたその言葉には結構思うことがあるのか重みがある感じだった。


「そうですね…あれには本当にビックリしました」


パタパタパタパタ!「ねぇ〜!お菓子ちょうだい〜!

僕結構働いたんだよ?」「私も私も!一生懸命やったよ‼︎」「「「俺も‼︎」」」


「…(だけどお菓子ちょうだいコールが結構な頻度であるから大変だなぁ、ははは…)族長さんいいですか?」「ほっほ…いいぞ?皆よく働いてくれたからのぅ

じゃが…」パチンッシュルル


「うわっ⁉︎」「きゃあ‼︎」


そこの2名は遊んでばかりじゃったからなしじゃ、罰として…そこで皆が美味しそうに食べているのを見ているんじゃな。


「えっ〜!」「そんな⁉︎」2人の妖精は絶望の表情を浮かべた。


「じゃあ並んでね〜!一人ずつ渡していくから」


シュババ!「ははは…(お菓子になると行動が早いな…無茶苦茶早かった)」


ガサガサ…「はい!」ガサ…「これは?何て言うお菓子なの?」


「それは飴っていう…」「飴ってあの飴⁉︎僕さっき貰ったっていう人がいたから欲しかったんだ〜!ありがとう‼︎」パタパタ!


「速っ‼︎…はい‼︎」「ありがとう‼︎これは?」


「それはねぇ…」俺がキチンと順番を守って整列している妖精族の人々にそのお菓子がなんなのかまで説明しながら渡しているのには訳があった。


それは遡ること数時間前…ちょうど日が沈み辺りがほぼ真っ暗になってきた時だった。














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