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ある日突然異世界に⁉︎  作者: チーズケーキ大好き!
本格的に活動開始! まずは…港街に行ってみよう!
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第62話 4種族の話し合い

俺が気絶から目を覚ました時辺りではざわついた声が聞こえてきた。


「この人族どうするの?」


「ほっほ…さてさて…今夜のおかずは何かのう?」


「ふわぁ…僕はそれよりも早く帰って寝たいよ…」


「あんたらは少しは仕事ぐらいしたらどうなの⁉︎

いつもいつもぐーたらぐーたら寝たりするばかり‼︎

あんたらはそれしかできないの!」


「煩い…」「耳が…」


「ああ⁉︎」


「…まぁ寝ることが一番得意だけど他の事だって

いろいろとできるよ?例えば…そうだなぁ〜…」

コクッコクッ…


「寝るな〜!!!」


「はっ⁉︎此処は⁉︎僕はさっきまで気持ちよく日向ぼっこしてたはず…」


「あんたは…!」ブルブル…!


「まぁまぁ抑えて抑えて…」


「キャハハハ!おっもしろーい!」パタパタ!


「見て見てー!この人族の頭ツルッツルですべすべ〜!ほらっー!」スイー…


「えー⁇ホント⁉︎」「なになに〜?どうしたの〜?」

パタパタパタパタパタパタ!


何人もの妖精が京介と一緒に捕まった男性の頭を

すべすべと触ったり撫でたり滑ったりといろいろな

ことをして遊んでいた。


その男性は完全にのびているのか起きる気配が全くないのでされるがままに遊ばれ続けていると…


「お主…どうやら起きたようだの」


「っ‼︎はい!つい先程目が覚めました」


「そうかそうか、フムフム…」パタパタ…


そう言って妖精族の人は俺のことをジロジロと見ながら周りをグルグルと回りはじめた。


「なに〜?その人族の周りをクルクルと周るの

面白いのー?なら私もやる〜!」

と言った1人の妖精族が俺の周りをクルクルと周り

始めてキャーキャー言っていると…


「なら私も〜!」パタパタ…


と次々妖精が集まってきて…ついに。


「お前らは邪魔なのじゃ〜!どくのじゃ〜!」

そう偉そうな妖精族の人がキレて俺の周りをクルクルと周っている他の妖精族に怒った。


「うわー!サリが怒った〜!」


「逃げろ〜!」パタパタ…ビューン‼︎


「ふぅ…ハッ!」バッ⁉︎…ジー


「お主はさっきから妾のことをジロジロ

見過ぎじゃ、まぁ妾の姿が美しすぎて見惚れて

しまうのはわからんでもないがのぅ…」


そう妖精族の人がいうと俺はそのちっこい身体と

その喋り方の違和感につい


「…ププッ‼︎」笑ってしまった


「何がおかしいのじゃ〜!」ポカポカ…!


俺はその妖精族が怒って俺の身体をポカポカと

叩いてきているのを見てついその可愛さと力の無さに

更に笑ってしまい余計にポカポカと叩かれていると…



「ほっほどうやら今回の人族は善人そうじゃのう…

ダークエルフ族はどう思うかの?」


「さぁ?……俺としては族長としてダークエルフ族

全体のことを考えなければいけない義務がありますからね(もちろん貴方もですよ?)俺個人の好み、感情などで決めてしまうのはどうかと思いますよ?(早く終わらそうとするなよ?)エルフ族族長殿クソじじい


「ほっほ…手厳しいのぅ(言いすぎじゃい)。


しかし最初接触した妖精族の者からも話を

聞く限り…危険はなさそうじゃとワシは

思うぞ?(見た目でも起きてからの行動でもこやつの放つ大人しそうなオーラが出ているのも含めて大丈夫じゃろうて)」


「まぁ…エルフ族の意見として受け取っておきますよ(だからなんです?)。


確かに今のところはそうでしょうが、後で本性を出して襲ってくるとも限らない(人族は内面に黒さを隠し持ってるんですよ)…過去に人族がした事は忘れられることでもありませんし忘れてもいけないことなんですから(過去の歴史で明らかでしょう?)」


「それはどうかとおもうがのぅ(ワシが言ってるのは一部じゃ一部)…今や過去のことにとらわれておるのは年寄りばかりで若いもんは過去のことなど長寿である我々としても情報としてしか知らんからのぅ(昔のことなんじゃからその情報は古いのぅ)。


それにそれがあったのは大昔にも等しい昔に起きた出来事でここ最近ではないのだぞ?」


「…(一々煩いな…黙らせたいこのクソじじい)」


「まぁまずは向こうの話を聞いてみるのもいいのではないか?(そっそう睨まなくても…ここは逃げるか…)」


「そうですね逃げないよう厳重に捕えたまま尋問しましょう(貴方をね)」


「…尋問までいかなくても良いのではないか?(その目…!ワシのことしゃな⁉︎絶対にさせんぞ!)」


「…気をつけてくださいね?いつ裏切るか人族はわかったもんではないんですから(後ろからバッサリとやられて終わりです…貴方は)」


「わかっとるわい!(ほっほっほ、勘弁して?)」


そう言われた俺は木を切っていたギルド員の男性をその場に残して他の場所へと連れて行かれた。


その場所は大きな木の中のような場所であった…

説明するならまずは正面から、まだ信用されていないので周りの道を覚えないよう目隠しをされたまま連行されたがその場所の前で目隠しを外された。


その場所の入り口は大木の真正面に大きな扉があり

それを潜って行くと、中は円形になっていて真ん中に

金属製の大きな杭が打ってありそれに俺は座らされてから手と足を繋がれた。


そして俺が繋がれている場所の地面は他の人達がいる場所よりも少し低いので上から俺が何かした時はすぐ攻撃できるようエルフ族やダークエルフ族の者が弓を構えていた。


(ここまでやるか?普通!まぁ俺の普通は日本での事だからなここでの常識じゃあこうするのか?イッテェ…この体勢も結構辛いしなぁ〜!)


「さて、それでは質問しようではないか」


(さて、これからどう答えるかによっては…かなり

ヤバいんじゃね?俺)


「まずは何故この森に入った?」


「木材がどうしても必要だったからだ」


「木材を?何故だ!」


「…今まで頑張ってきた人がいてその人は自分の努力が無駄だったと思って塞ぎ込んでしまっている!


それは違うことを証明する為にも木材がどうしても

必要だったから切っていた!勝手に森に入り、そして木を切ってしまい本当に申し訳ない‼︎」ガシャ!


「ほっほ…ダークエルフの族長や此奴は嘘をついているように見えないがどう思うかの?(こんなバカ正直な者なかなかいないじゃろ?)」


「確かに嘘はついていなそうだなだがこの人族が我々の住んでいるこの森林に勝手に入りそして入っただけでなく木々を切って自然を破壊するなどそれは罰せられるべきことであると思いますが?(はぁ…解放してあげたいけど他が煩いからな…すまんな人族の)」


「ほっほしかし考えてみてもどうじゃ?木々がありすぎても森林としては良くないちょうどいいくらいの木々が生えているのがこの森にとっていいと昔から伝えられてきたじゃろう?(後はこの人族の有利なように進めれば…)」


「確かに木々が隙間なく生えているのは森にとって

良くないですがそれと今回とは話が違います!


森の外側の隙間なく木々が生えていない場所にて木々を切った!それをどうやってこの人族が償うのか!

そうじゃないですか?(はぁ…上が煩く言われるのは確定だなこれ)」


「ほっほそのぐらいいいじゃろうて…妖精族に頼めば

すぐ元どおりになるじゃろう?(ほっほっほ!ザマァじゃのう!)」


「甘いですよ!それでは我々が不利益を被るばかり

じゃないですか!この人族にやらせないと!(貴方の奥方にアレをバラしてやりましょうか?)」


「ならお主はこの人族が森を元通りにできたらそれでいいというのじゃな?(なっなんじゃ?その目は…何をする気じゃ?)」


「それと後この人族達が勝手に森に入ったことをどうするかです(くくく…後でするであろうお前の顔を見れないのが残念だ)」


「駄目なのかの?(何をするかわからんがやめてくれ!)」


「は⁉︎(やめるわけないじゃんこんな面白いこと)」


「森に入るぐらい許してやればよかろう?(…何が欲しいのかの?)」


「しかしそれでは我々の危険がありますよ!(我々特に俺に有利な物を要求する)」


「昔は人族との交流がこの森でも盛んであったではないか…ここ最近ではこの森の暮らしはつまらないと思う者が大半じゃ、ならば!(この人族にもらえるよう頼んだらどうじゃ?人族ならお主が欲しがるものもあるじゃろう⁉︎)


人族との交流を再開するのはどうじゃ?」


「それは!…今決めることではないと思いますよ?(それは別に私1人でできることですよね?)」


「ほっほ…そこのお主、切った木々を元に戻せるかの?(…お主にそれができるかのう?)」


「…元に戻せば良いんですか?」


「よ「元に戻すんだぞ?切った木々を植えるだけではだめだからな!」…」


「はい!できると思います!」


「ほう!ならやってみろ!」


「ワシの…出番が…」


京介は拘束を解かれてまた目隠しをされ木を切った場所に戻された。


「ふぅ!やりますか!」


俺が意気込みを入れると俺を連れてきたエルフ族の人が「もう1人お前と一緒に捕えた人族はお前がこの

木々を元通りにするまではそのまま拘束しておく!


逃げてもいいが…その場合はその人族の命がないと思った方がいいぞ?


終わったら森に大声で呼んでくれればいい」


そう言って森に消えていった…


そして俺は…

「俺じゃこれ無理だよな…なら!

あの人を連れてこよう‼︎」







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