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ある日突然異世界に⁉︎  作者: チーズケーキ大好き!
本格的に活動開始! まずは…港街に行ってみよう!
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第49話 港街に到着!…あれ?ここだよね?

シュン!


「着きました!」


「へー、あんたの固有魔法を体験するのは初めてだけど…結構というよりかなり便利ねー!


こんなに離れた所に一瞬で移動できるなんて、移動したのよね?」


「スンスン…血の匂いがするわ…」


「血⁉︎、ってことは敵が⁉︎」


「いえっ、今はいないみたい…でもここ最近ここの近くで誰かが大怪我を負ったのは確かのようね、血の匂いがかなりするから」


「京介さん、場所はここであってるんですか?」


「ん〜…絵とは大分違うんですよね…」


「絵と?」


「はい…恐らくこの絵は今いるこの丘の上からあの街

を描いたものだと思うんですよ」


「そうね…」


「確かにそう言われれば似てるかも」


「このままここにジッとしてるのもアレだしあそこにある街に行ってみない?」


「賛成、と行きたいけど…できるなら城に戻って援軍を呼んだ方がいいかもしれない、嫌な予感がするわ」


「マジですか?リゼさん?」


「ええ…さっきから尻尾がピクピクするから

いつもそうなのよ、尻尾が反応した時は何かが起きる

前兆なのよ…」


「凄いですね、気配察知ってかんじですか…」


「まぁ、気配察知とはちょっと違うけどね」


「じゃあ皆さん一様あの街に行ってみる!

そういうことでいいですか?」


「何であんたが仕切ってるのよ!」ペシッ


「イテッ…いいじゃないですか」


俺たちは不安を抱えながら丘を下りて前方に広がっている街へと向かうこととした。


「そういえば…さっき丘の上から見えた海の色

普通と違くないでしたか?」


「そう?私あんまり海は見たことないからわからないわね」


「私も同じく」


「私は商人としていろいろな所を旅していた時期もありましたから勿論その旅した場所の中には海が近くにある所もありましたよ?


そうですね…ハッ!確かにその時見た海の色に比べてかなり色が暗いですね…」


「やっぱりそうですか?俺もそんな風に見えるんですよね…


なんか不吉な予感がしますね」


「わっ、私はそんなの怖くもないし、全然平気よ!

そんな血の匂いがしたり、海の色がどうとか、それが何よ!


私は全くビッビビってなんかいないんだから!

平気よ平気!」


「そうなんですか!ならエリンダさん1人でまずあの街見てきて下さいよ!」


「え?…いやっ、それはちょっと…ね?…」


「え、でもエリンダさん平気なんですよね〜?

ならエリンダさんに行って貰えばいいじゃないですか、皆さんはどう思います?」


「私ですか⁉︎うーん…「ちょっとあんた!名前は知らないけど、場の雰囲気を見て発言するのは止めてよ⁉︎

自分が思ったことを素直に言いなさい…ね?わかったわね?」


…すいません!私もエリンダさんがいいと思います!」


「ちょっ!ちょっと!…京介は私が別に行かなくてもいいと思うわよね?…ね?」


「えーと…自分はまぁエリンダさんじゃなくてもいいと思いますよ?」


「そっ、そうよね〜!流石!京介!私は信じてたわよ!!」


「えー、別にエリンダさんでいいじゃないですか〜!」


「ならあんたが行きなさいよ!この猫女!」


「なっ⁉︎失礼ですよ?このババァエルフ!」


「なんですって⁉︎」 「フン」


「まぁまぁ2人共…」


「所で…京介さん…」


「なんですか?カレンさん」


「エリンダさんが行かないのなら誰が行くんですか?」


「それは…全員で行くしかないでしょうね…」


「えっ⁉︎わっ、私戦闘はとても苦手なんですよ〜!

無理ですよ!無理!」


「じゃああんたは誰かの後ろに隠れるか、しなさいよ」


「こっ、こんな気もなにもない土地でですか⁉︎」


「街に行くんだから建物ぐらいあるでしょう?」


「そんな…京介さん!私決心しました!」


「なっ、何をですか?」


「私を元いた場所へと返して下さい!お願いいたします!」


「えっ!あんた帰るの⁉︎」


「はい!」


「しかし…それではマーガレットさんに怒られるんじゃあ…」


「ハッ!そういえば…(どっどっちにする?今帰ってマーガレット様にいつもよりも更に凄く叱られるか…それとも危険があるかも知れないがもしかしたらないかも知れない方を取るか…うーん…)


私決めました!」


「はいはい…どっちにするのよ?」


「ここに残ることにします!」


「えっ?いいんですか?」


「はいっ!帰ったらマーガレットさんが怖…じゃなくて、マーガレット様の言いつけを破ってしまうことになりますから!」


「そうですか!ではこれからどうしますか?」


「そうですねー…まずはここにジッとしていても何も

することはありませんから原因が分かるであろうあの街に行ってみるのもいいと思いますよ?」


「そうですね、リゼさんの言った通り俺はあの街に行った方がいいと思います!」


「それじゃあ…はい!」


「これは?」


「炎弾が放てる魔法具よ!

あんたはまだまだ魔法に関してはど素人もいいところだからこの操作も簡単な魔法具を使っときなさい!」


「これは、どうしようするんですか?」


「丸い円が3つあるでしょ?」


「はい、ありますよ!」


「それはそれぞれ回すことができるの、そしてその3つを回すことで放つ炎弾の威力やスピード、連射速度を替えることができちゃうのよ!」


「凄いですね!」


「はいはい、確かにその魔法具を作った人は凄いですね、どっかの誰かと違って」


「ぐぬぬぬ…」


「はいはい!私にも何か…ないですか?」


「何が?」


「それみたいな魔法具ですよ!こんな危険があるなんて私知りませんでしたから!

なーんにも持ってきてないんです!あっ!でも武器以外はいろいろ持ってきましたよ?勿論」


「ならこれ使っときなさい」


「これって…重っ!思いです…よ…これぇ…」


「そりゃそうよ、それは遠距離から大型の魔物を倒す為に使う大型の超強力魔法具なんだから!」


「そっそんなの…無理!無理ですよ〜!」


「でも…残念ながらそれしかないわよ?」


「そんな〜!」


「それよりも〜、着きましたよ?」


「へーなかなか大きな城壁じゃない!」


「そうですね…」


その城壁はダンカンさんの城を囲む城壁が石をブロック状にして積み重ね主に作られているのとは別に

赤いレンガ?のような物を使って積み上げられ作られているようだった。


「でも、人気がしないですね…」


「確かに!」


「こっ怖いこと言わないで下さいよー!」


「どうしますか?これじゃあ中にも入れませんが…」


「仕方ないわね…スーーーーんっ!

誰か居ないんですかー?いるならこの城壁の門を開けて欲しいんですが〜!


コホッ…どうかしら?」


「そんな大声を出す変人なんて…クロ以外にはいないと思ってましたよ…」


「そっ…そうですね…私はまぁ…いいと思いますよ?…?」


「俺も…いいと思いますよ?」


「何よ…そんなに引かなくてもいいじゃない!

ううう…せっかくやったのに…」


「他にもまともな方法ぐらい考えつくでしょう?」


「例えば?」


「例えば…私達が見ているこの城壁の内部に入れる扉を探すとか、後は魔法で城壁の上まで上がるとか…」


「…どうせ…私はバカなのよ…」


ゴッ…ゴッゴゴゴ…


「え?」「何か音が…」


「何あの開いてるのは…」


俺たちの眼の前では城壁の一部がいきなり少しずつ上に上がり始めていた。


そして上がったさきにいたのは…


「お前は一体…」





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