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ある日突然異世界に⁉︎  作者: チーズケーキ大好き!
本格的に活動開始! まずは…港街に行ってみよう!
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第46話 港街に行く準備!

そして視点は変わって…


〜〜〜レイナサイド


私達は城に着いて馬車から降りた。


その後は、京介が領主の所に商業ギルドでのことを話しに行くと言うので、私はフリンダと顔を見合わせて、それなら着いていかなくていいねという結論になった。


私達がそう決めた後は、他のみんなも京介にはついていかない見たいで、みんなそこで別れることになったようだ。


その後休憩できる場所に案内されていた私達だったが、ふと気になって後ろを見るとダンクさんとドンガさんがいなかった…あとエリンダも。


私達が案内された場所は談話室だった、私達がその部屋に入るとラミリアさんが、


「そういえばこの城にはお茶をするのにいいお部屋はないの〜?」


「ございます」


「私はこのお部屋よりも〜そっちの方がいいわね〜


他はどうする〜?」


「私も見てみたいから行くー!」


「…私も」


私はフリンダが自分から意見を述べるのに少し驚きつつも私以外の全員が行ってしまうののではつまらないと考えてついていくことにした。


そして案内された部屋は普段私とフリンダが暮らしているような必要最低限しかない、しかも置いてある物も外見よりも実用性を重視しているので家の中は、オシャレのカケラもない場所であったが…


この部屋は素直に綺麗とか凄い!という気持ちが溢れてくらいオシャレな部屋だった。


私はそれを少し興奮しながら見回し、みんなと同じく部屋の窓の近くにあるテーブルの側の椅子に座った。


いつもと違う空間に少し戸惑っていたけどメイドさんがお茶を持って来てくれたのでみんなでそれを飲んだ。


そのお茶はエルフの里で飲む物と違うお茶だったけど

美味しかった。


するとこの部屋の扉がノックされて誰かが入ってきた、私は誰かな?と思っていると最近よく会う京介だったのでとても内心驚いていた!


私は昔から家族以外の人とはあまり話さないので

自分でも私は人見知りだと思ってる、特に男性と

話すのは最初は勇気が必要だった。


そんな私だったけど、最近最も異性の中で気になっている人物が目の前にいる京介だ。


そんな京介が私に話があると言われた時はとてもドキッとして…緊張してしまった…


でも結果としては思っていた展開にはならず

京介の話というのはただ単に私への魔法具製作の依頼

だった、私は女性としての魅力がないのかと思ってしまった…ハァ…


〜〜〜京介サイド


バタン…


「はぁ…

(いや、しかし…なんかレイナちゃんいつもと違くなかったか?


なんかこう…真面目そうで大人しそうな様子から一変して今回は言葉数も少なかったし顔も殆どずっと赤かったし…まさかねぇ……ないよね?」


「どうしたんですか?

そんな告白してふられたようなため息をして…」


「いや!そんなんじゃないですよ!

というよりヤケに正確な指摘ですね!」


「ふふふ…なんとなくそう思っただけですよ。


(実を言うと風魔法を使って2人の会話を聞いていたなんて言えないわよね〜…この男は今回はつまらなかったけど…レイナちゃんの方は弄りがいがありそうね〜♪)」


「(なんかエリーさんの笑顔を見ると背ずしがヒヤッとしたり…なんかゾクゾクっとするんだよな…


今回のあの笑顔は絶対なんかまた企んでる笑顔だな、絶対!)


エリーさん、次はリゼさんとエリンダさんの所に案内して欲しいんですが!


エリーさん?聞いてますか?」


「ふふふ………ハッ!聞いてます、聞いてますよ?

エリンダ様とリゼ様の場所ですね?


どうやらお2人とも同じ場所にいるようです、行きますか?」


「もちろんですよ!」


「では、参りましょうか」


そうやって俺たちはリゼさんとエリンダさんがいるという場所に向かった。




ドンッ!ドンッ!…ドガッ!…ガリガリガリ…


「えーと…エリーさん?」


「なんでございますか?」


「こっちであっているんですか?

なんかさっきから爆発音や様々な音の発生源に近くなっているようなんですが…」


「はい、リゼ様とエリンダ様がいらっしゃるのはこちらです。

(黙って付いて来なさいよ!ハァ〜イライラするわね)」


なんとなく、今エリンダさんとリゼさんがしていることを予想しながらその2人がいる場所へと向かった…


その場所は城壁内の城とは別に建てられている建物だった、その場所はとても…凄い場所であった…


なんといえばいいのだろうか…簡単にいえば地下闘技場?そんな感じで地下深くまで掘ってそれを訓練場として使っているようだった。


さっきから聞こえてくる凄い音や声は人外な人達と

人外まではいかないが強そうな人達が戦っている音だったようだ。


ズズーン…


どうやら周りも騒がしくなってきてその声を聞く限り

訓練?は終わったようだ。


周りで聞こえる声は大体が傷ついた者たちがお互いに泣きあっている声だったり、治療師の人が怪我人の所に行って喋る声、後は人外の方々が話し合う声だった。


「オオッ!そこにいるのは京介ではないか⁉︎

どうしたのだ!こんなところに!」


「煩いなぁ…もう少し静かに喋ってよ…」


「すまんな、ハハハハハ!」


(だからうるさいって言ってるのに…チッ!)


「いや〜リゼさんとエリンダさんに用事があったんですよ〜!」


「え⁉︎私?…何?暗殺依頼?」


「ええ⁈…いや…そんな物騒な用事じゃないですよ…」


「そう?、ゴメンね?大抵こういう時言われるのは

そういうのバッカリだから…」


「実を言うと、俺、ある所に行ってみたいんですが

この街とは違って治安があんまりよくないらしいので2人に護衛として付いて来て欲しいんですよ!」



「なんだ、そんな事?

ん〜、いいわよ?最近暇だし」


「なら、俺も付いて行こうか!リゼがいなくなるんでは、暇になるからな!」


「(くっ…こいつが付いてくるんじゃ私もいい気分で

いられないわね…)

ねぇクロ、暇になるんだったらいい暇つぶしがあるわよ?」


「お?そんなのあったか?」


「ええ、ついさっきまで私も知らなかったんだけど

私聞いちゃったのよ!」


「聞いちゃったのか⁉︎

な、何をだ⁈」


「あのね?…今度魔物がいっぱいいるっていう森に行くでしょう?」


「?…領主は行くっては言ってたけど…いつとは言ってなかったよな?」


「そう!それなのよ!」


「うお⁉︎」


「領主であるあのダンカンはそのいつかは恐らく行くであろうその危険な森に対して少しでも危険を排除しておきたいって言っていたのよ!」


「…それが?一体俺の暇を潰せることにどう関係するんだ?」


「はぁ…全く…ここまで言ってわからないの?」


「いいから早く教えてくれよ!」


「仕方ないわねぇ…

ここの領主が心配しているのはなんだと思う?


それは!…あの森に関して殆ど全く情報がないことよ!


だからあの森の情報を領主はとても必要としているのよ、噂では今領主はあの森に関する資料を片っ端から調べているらしいわよ?」


「…?」


「はぁ…ここまで言ってまだわからないの?

全く…あんたの頭の中身、ほんと脳みそも筋肉でできてるんじゃない⁉︎」


「ははは…確かに俺が頭が悪いのは認めるけど…

流石に脳みそまでも筋肉な訳ないだろ!


大体…脳みそをどうやって鍛えるっていうんだ?」


「(その思考の時点で…脳筋よね…)

もういいわよ、その話は置いといて…


結論を言うわね?


つまりあの森についての情報を調べるにあたって確かに昔の情報も大事だけど今の最新の情報はもっと欲しいわけ!


この噂では領主の使用人特にバルマさんが言っていたらしいわ、(まぁどうせあの執事のことだからわざと口からポロっと漏らしたように見せかけて実は考えがあってのことでしょうね…チッ…いろいろと考えても策略は得意じゃないからねぇ〜私は…)


そこであんたの出番よ!

あんたがあの森に調査に行けばいいのよ!

そうすれば私達がその後あの森に行っても多少は危険が少なくなるし、領主にも恩を売れて、そして何よりもあの森にいる強い魔物と戦えるわよ?」


「おおおおおお!最高じゃねぇか!

早速領主に俺が行くって入って来るぜ!」


「ちょっと待って!」


「ん?なんだ?まだあんのか?」


「ええ…あなただけだといろいろと心配だから

リューを連れて行きなさいアレなら少しは

役に立つから」


「了解!リューだな?連れてくぜ!

よっしゃああ‼︎‼︎‼︎

待ってろよ〜!魔物〜〜!」

ダダダダダダ…バンッ…


「フゥ…これで私もいけるわね…」


「え?」


「ハッ!(まっまさか…声に出てた?)…」


「…」


「ねぇ!」


「はっはい!なんですか?」


「そんな固まってないでさっさと行かない?

ここでジーっとしてるのも退屈なんだけど」


「そっそうですね…よしっ!早速行きますか!」


「ええ!」


「ちょっと待って!」


「はい?なによあんたいちいちめんどくさいわねぇ…」


「ちょっとぐらいいいじゃない!

それに!私はあんたみたいに男まさりな女じゃないからね〜!


支度にいろいろと時間がかかるのよ!」


「くっ!言ってくれるじゃない!

わっ、私だって…チラッ「…?」〜〜〜!


女として格好を気をつけたりしてるんだから!」


「え〜?その格好でですか?」


「チラッ…チラッ…」


「くっ…」


「エリンダさん」


「なっ…なによ〜…」


「俺は別に男まさりなエリンダさんもそれはそれでまたいいと思いますよ?」

(俺は何を言っているんだろうか…

でもこういう場面で黙ったままは1番よくないと思うんだよなぁ〜)


「くっ!クーーー!」


エリンダさんは顔を赤くしながら向こうを向いてしまった…


ついかわいい…と思ってしまう京介であった。


「じゃあそういう訳で私は自分の部屋に戻って支度を整えて来ますから…

集合場所はどこにします?」


「そうですね…エリンダさんはどこに「何処でもいいわよ!」ハイ…じゃあ…中庭があったでしょ?

そこにしましょう!」


「わかった中庭ね?

中庭の真ん中にある大きな木の下でいい?」


「ええ…そこにしましょう…

(なんか今思ったけど…場所が場所だよなぁ…)


エっエリンダさんもそこでいいですか?」


「ええ…中庭ね?

準備したら行くわ…」


「はい、ではまた後で」

そう言って俺たちは別れた。














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