第29話 調理中&実食!
灰汁取りをメイドさんにやらしているのもなんか罪悪感が感じられるので何か他の料理を作ろうと思いいろいろ探し考えた結果。
ここにはまだ沢山の肉が余っているので何かこの世界にはないだろうと思う肉料理を作ることにした(多分お米が足りなくなりそうと思ったのでお米をさらに幾つか水につけた)
まず第一品にビーフステーキを作ることにした、作り方はいたって単純でまず、
この凄くデカイ肉の塊をビーフステーキようにスライス…っく大変だけど切りそして包丁でスジを入れていく…
そうしたら塩、胡椒をした肉をフライパンで焼いていくといきたかったがまだ肉もカレーもできていないのでソースだけ作ることにした。
フライパンに赤ワインと水を入れて煮詰めた後にバターとマスタードを溶かしていきそして塩胡椒を入れて完成であるそれをかなりの量作って保存しておいた。
次に作る肉料理だが…やっぱりこの買った肉は少しばかり硬いという感じがするのでここは
シャリアピンステーキを作ることにした。
作り方を調べて簡単にできるものを調べた。
まず肉を均等な大きさで切っていきその切った肉を包丁の背の部分で叩いていく途中で硬いスジがあったらそこには包丁で切り込みを入れていく…
叩いたらまだ残っていた玉ねぎを細かくみじん切りにする。
そしたら底が平らな容器を取ってきてそれにみじん切りにした玉ねぎの半分の量を敷き詰めその上に肉を全て敷くそしてその上に残りの玉ねぎを載せるそしてそれにラップをする。
後は家から持って来ておいた大きな発泡スチロールの中にエリンダさんに作ってもらった氷を入れてさらにその上に少しの氷を入れて寝込ませる。
そうして下準備が終わって少し休憩していると、
エレナさんが「言われたところまでやったわよー!」
と言ってきたので。
「そうですか、では中を見てみましょう」
中を覗くと水っ気はそこまで多そうではなかったのでエレナさんに、
「はいっこれで大丈夫ですよ、美味しそうに炊けていますでは同じように後3回やってもらいたいのですが…
鍋がないのでちゃちゃっとすぐ買ってきますね…
ふぅっ!帰って来ました!はいっ!この3つの鍋を使って下さい」
「はいっ!」
後は女性用に桃缶とみかんの缶とハチミツと桃のジュースとオレンジジュースを使って桃の果実入りシャーベットとオレンジのシャーベットの凍らす前まで作って冷蔵庫に入れに行った。
「?どうして1回帰ったんですか?」
「内緒ですよっ♪まぁとても美味しくて甘くて冷たいものとだけ言っときますけどね」
「ええっ!?美味しくて甘くて冷たいですか?
凄いですね!早く食べたいですよ〜!」
「ははっ、できるまで結構かかるんですよ」
その後メイドさんが灰汁取りをやってくれたので、カレーのルウを投入して混ぜていったここも俺とメイドさん達に手伝ってもらいながらやった。
するとカレーの匂いがとてもしていたからか扉の方から誰かの話し声がとてもしていた。
俺は話したらおそらく何か料理をあげなくてはいけなくなると直感したのでそのままスルーした。
かなりいい感じに混ざってきたのでそこにガラムマサラを投入してさらにかき混ぜた…その後は火を止めてまだ余熱がかなりあるのでメイドさん達に混ぜてもらった。
俺も勿論仕事をする為切って胡椒をまぶした肉をしっかり焼いて先程作っておいたタレをかけてビーフステーキを完成させた。
次に発泡スチロールに入れておいた方の肉を取り出して肉についている玉ねぎをスプーンで取っていき…
肉はお皿に置いておいて、玉ねぎをフライパンに入れて後バターとニンニクを刻んだものを入れてよく焼き…少し茶色くなったところで醤油と味醂を加えてさらによく混ぜてから最後に酢を入れて混ぜたらソースの完成である!
後は皿にある肉をフライパンで焼いて皿に乗せて、ソースをかければシャリアピンステーキの完成!
お米も3つまで炊けて、カレーもいい感じにトロトロになったのでメイドさん達に料理ができたので、食堂にみんなを集める よう頼んだところ、扉の方から
「まだっ!まだできないのか⁉︎とてもこんな匂いがしては我慢なんてできないぞ⁉︎」とか言う声が聞こえてメイドさん達が俺の言ったことを伝えると物凄い勢いで食堂に走っていく音が聞こえたので笑ってしまった。
カレーに合いそうな皿があったのでメイドさん達に聞いてこのお皿を使っていいか聞いて、大丈夫だと言われたのでお米の盛りつけ方やカレーの盛りつけ方を実演して全員分をよそってもらい、俺は肉を持って食堂に入った。
食堂にいる仲間達のメンバーはクロさんが気絶させられていて縄でぐるぐる巻きにされて部屋の隅に放置されている以外は全員こちらをというよりこの俺たちが運んできた料理をジーっと見ていた俺の肉料理はテーブルの真ん中に置いて、メイドさん達に持って来てもらった取り皿に肉を切って分配していった。
そして全員に(クロさん以外)行き渡ったので、
ダンカンさんが「では、京介君の作ってくれた料理をいただこうではないか!…本当はもっと食事の前の話しはいろいろとしなければならないのだがしかし!
この京介君の料理のこの匂いが香ばしすぎて我慢が皆、そして私もできそうにないので挨拶はなしだ!
ではいただこう!」
「いただきます!」
俺がそう言って食べてみると、なかなか美味しくできていたのでこれならまぁ及第点かなと思い周りの表情を伺おうとしたが…全員匂いだけは嗅いでいるがスプーンを持ったまま食べてはいなかった。
「どうしたんですか?」
「いやっ…この匂いはとても素晴らしいのだがこの色を見るとどうしても…な食べることができないのだよ」
そのまま少しの時間が過ぎて…
「ゴクッ…アアッもうっ!我慢できない!食べてやるぜ!
バクッ!……………ん、んめぇーーーこりゃあスゲェ美味しいな!」
「パクッ…バクッバクッ…」
他の人達もそれに続いてバクバクと食べまくっていった。
「凄いな!これは!!!!これ程美味いものは食べたことがない…」
「カレーはまだ残っているのがありますが…このカレーは服にこぼすと取るのが非常に大変になるのでこぼさないように食べて下さい、それと皆さんに切り分けたお肉も食べてみて下さいね!」
「肉ってこれか!カレーの印象が強すぎて忘れちまってたぜ!
バクッ!モグモグ……これもまた!美味えな!」
「このお肉柔らかいわね〜、ソースもまた美味しいわ〜」
「お肉…美味しい…」
いろいろと人それぞれの反応をしていたが、
皆同じだったのが美味しそうに笑顔で食べていることだった。
それを見るとやっぱり苦労(手伝ってもらったけど)
して作った甲斐があったなと思っていた。
その後俺も皆んなも(おかわりしている人が殆どでカレーはもう無くなってしまった。
「ふぅ…いやっ!本当に美味しかった!京介君今日の夕食はありがとう」
「いえいえ!自分一人で作った訳でもないですし」
「そうか…君は正直なんだなぁ…」
「えっ…」
「いやっ…今のは1人ごとだ!
京介君それでなんだ…君はこの街で私のことをいろいろと手伝ってくれると言ってくれたね?」
「はいっ!」
「それで…相談なんだがここにいるメンバーそして今忙しくて来れなかったり、途中で帰ったメンバーがこの街でいろいろと動いてくれるならば殆どの問題は
解決すると思うんだ!はっきりと言うならば!」
「そっそうなんですか…ということは自分はいらないということですか?」
「そんなことはない!ただ君の仲間達がとても様々な分野で優秀すぎるだけだ!
そして君もまた素晴らしいことができるじゃないか!
京介君君は…料理人としてやってみないかい?」




