序章①
俺の名は拓真京介何処にでもいるような普通の高校生である。今日もまたいつも通り朝起きて、学校に行き勉強し家に帰って勉強しつつゲームや小説を読む。そんな日が続くんだと思っていた…そうあの時までは
ピリリリリリリ…「ん…朝か…まだ眠いな、別にこんな早く起きなくてもいいんじゃねーまだ5時だし」
(京介はいつも10時ぐらいには寝て、5時に起きて少し勉強して頭を働かせてから学校に行くと親には思われている。
実際は途中で漫画や小説で遊んでいるのであまりやっていない)
「ガチャ…おはよ」
「おはよ、京介」
そして今返事をしたのが母親の拓真久美子で、年齢は47歳もうおばさんの仲間入りである。
「どう?京介今日も勉強捗った?」
「んーまあまあかな…あ、でも化学が新しいところに入って、そこの暗記が嫌かなー俺暗記嫌いだし」
「まぁ京介は計算が好きだしね」
そうやって話しをし、朝食ができたので食べた。
「今日はなんか質素だね…」
「ああ、朝お父さんが大分食べちゃったからね」
「また?相変わらずよく食べるね」
ここで出てきたのは父親の拓真宗介○○会社に勤めるサラリーマンである。京介は普段からちょっとしたことでキレたり、金づかいが荒い宗介のことが好きではない。