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「それはきっと恋ですね」

「へ?」

こ、恋ってまさか。なーいなーい。

私がソラくんに恋だなんて。

「優しくしてくれるのがうれしかったり、みんなに優しくしてるって、自分だけが特別じゃないんだってわかったら落ち込んだり。それは恋ですよ。それ以外の何物でもありません」

断言的に言う、ココちゃん。

彼女が言ったこと(特に恋愛関係)は、高確率で当たるんだよね……。

心のもやもやを相談したら、恋なんて返答が返ってくるとは思ってなかった。

やっぱり恋、なのかな。

「本当にに恋だとしたら、私はどうしたらいいの?」

「告白すればいいじゃないですか」

い、いきなり告白!? 早すぎない?

恋だってわかった瞬間告白なんて。

イマドキの子って、みんなそうなの?

「ケンタセンパイに失恋したばっかなのに?」

「いつ好きになったかは、関係ないですよ」

すっぱりと言い切られてしまった。

でもいまいち実感ないんだよね。ソラくんが好きって。

確かに、優しくしてくれたらうれしいよ。

でも、それって普通じゃないのかな?

優しくされてうれしくない人って、あんまりいない気がするんだけど……。

「ヒカリセンパイのペースで、恋しちゃってください」

私のペースか。ま、とにかく頑張ろ。

「ココちゃん的に、私とソラくんって、どう?」

「いいと思いますよ」

即答……。なんだか素っ気なく感じちゃうよ。センパイ、寂しい。

「一緒にいても違和感ないですし、ソラセンパイもヒカリセンパイに嫌な感情は抱いてないと思います。むしろ好意的なくらいです」

そんなに肯定されたら、期待しちゃうよ。

私の悪い癖……。勘違いしやすいんだよね。

ソラくんは、私のことどう思ってるんだろ……。

って! 今のナシ! 絶対ナシ!

この前はほっとけない、なんて言ってたけど、どうゆう意味でほっとけないんだろ?

バカにされたりしてたらやだな……。

ソラくんのことだし、それはないよね。


「ヒカリちゃーん!」

「ソラくん!?」

のんびりサクラちゃんとランチタイムを過ごしていたら、突然教室にソラくんがやってきた。

「どうしたの? いきなり……」

「ちょーっと会いたくなってさ。てか、ヒカリちゃん昼ご飯からシュークリーム?」

「いいじゃん、好きなんだから」

私が子供みたいに言うと、ソラくんは何がツボにはまったのか、笑いだした。

「なんで笑うのさ~」

「え? もうすっかり敬語も消えたな~、って思って。俺のこと、好きになってくれた?」

「好きって! まあ、嫌いじゃないよ……」

そう言えば、すっかりソラくんとは仲良くなったな~。

最初は何なのこの人、とか思ってたっけ。

「よかった。好きになってもらえて」

「好きとは言ってないけどね」

「毒舌は変わんないんだ」

これが私だからね。そんな簡単に人は変わんないんだよ。

「あ、チャイムだ。じゃあね、ヒカリちゃん」

「ばいばい」

ちょっと寂しくなったのは、気のせいってことにしとこう。

意識しすぎはよくないぞ!

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