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恋空模様  作者:
4/4

それは一目惚れでした

合宿3日目、ここ2日間天気悪かったが、珍しく晴れていた。今日も咲の学校のテントにお邪魔した。昨日に比べて今日はテントにいる人が少なかった。

「真田、コップ取って」

咲がテントにいた男子に声をかけた。真田と呼ばれた男子は咲の名前が書いた紙コップを渡した。


その時、視力の悪い私が珍しくはっきりみえた。


「咲、今の人、メガネくいって上げる仕草かっこいいね」

私は小声で咲に言った。メガネ使用者にしかできない、あのメガネくいって上げる動作。初めてかっこいいと思った。

「真田、メガネくいって上げる仕草かっこいいって」

「えっ、ちょっ、咲!」

咲は私の目の前で真田くんに告げ口した。今までかっこいいけど性格が悪い男子しかみなかったから、そんな事言われたら嫌われると思った。

「穂花、あいつ照れてるよ?」

咲は私にそういったのだ。私は真田くんの予想外の反応をして、少し興味を持った。


午前の練習が終わる間近、芝生に置いてあるジャージを見つけた。

「咲、あれ咲の学校のジャージだよね?」

「あっ、そうだよ。あそこの水道にいる人に渡してきなよ」

咲が指差す方をみると、真田くんがいた。なんで私が?って思いながらも、わかった。そういってジャージを拾うと真田くんに声をかけた。

「あの…これあっちに置いてありましたよ」

間近でみた真田くんは、背もやや高めで、綺麗な顔立ちだった。

「ありがとう」


真田くんの笑顔をみて、

私は一目惚れした。


「咲、渡してきたよ」

「ありがとう」

私は咲の元へと戻った。

「穂花、あいつ女子とメールするの好きだから、メアドきいてあげようか?」

「えっ…いいの?教えて!」

女たらしなのかなって思ったが、せっかくの機会だから交換したいと思い、咲を通してメアドを入手した。

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