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恋空模様  作者:
3/4

きっかけ2

合宿2日目。今日は跳躍グループで練習を行う様顧問に言われた。佳苗も跳ぶ種目の高跳びなのに、幅跳びの私だけ移動になった。顧問が言うには高跳びはいないって言っていたが、1人くらいいてもおかしくないと思った。マットも倉庫から出されていたし、何かあるのだろうか。少し気にしつつも、私は1人で跳躍グループに移動した。


跳躍グループは短距離グループの半分以下の少人数だった。休憩時間にでもみんなに声かけてみよ。私はタイミングを伺いながら練習した。場所を移動する際、目の前にいた女子が振り向いた。

「何年生ですか?」

その子は練習中先輩と思われる女子に順番譲っていた子だった。

「一年生です」

「本当に?私も一年生なんだ!」

まさか声かけられるとは思わなかったからびっくりしたが、これはチャンスだ。

「私高坂咲。よろしくね!」

「私永瀬穂花。よろしくね!」

「後もう1人一年生いて、穂花いれて三人だけなんだ」

「えっ、まぢか…」

少ない。じゃあそれ以外みんな先輩か。逆に2人もいてよかったと思うべきか?

それから私は咲の学校のテントに何度かお邪魔した。咲の学校は先輩後輩関係なく交友的で正直羨ましかった。

合宿2日目は午前と午後の二回の練習があった。午後は近くの芝生で雨をしのぎながらの練習だった。もう1人の一年生浜岡瑠夏と三人で連絡交換したり、練習後は瑠夏は先輩と一緒に合宿所に帰った。私と咲はゆっくり喋りながら途中まで一緒に帰った。瑠夏とは同じ合宿所だったが、咲とは違う合宿所だった。咲と分かれた後、とても寂しかった。

「永瀬さん?どうしたの?」

気づけば目の前には短距離グループの男子の先輩方がいた。

「今終わったの?」

「はい。終わりました」

「お疲れ!」

「お疲れ様です」

本当先輩方かっこいいなと思う。たまに声かけられているせいか、女子の先輩からあまり良く思われてない。佳苗達と私とで話し方違うし、なんとなくわかる。


佳苗達と今日も何もないまま、合宿2日目もおわった。

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