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恋空模様  作者:
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プロローグ

どうしてこうなったんだろうか。7月の暑い日差しが容赦なく肌を突き刺す。せっかく日焼け止めを塗ったのに、大量の汗で日焼け止めの効果がなくなった。

初めてのチェックスカート、初めてのリボン、初めての自転車通学、初めてがいっぱいの高校生生活。出だしは順調だったし、入学してすぐに友達ができた。高校生デビューしてテンションが高かったが、流石に派手な女子グループには入れなかった。部活も難なく過ごせたはず、だったが。

「空気読めよ」

「穂花に聞いてないし」

人生で初めてだった。仲良くなりたいと思った相手に拒まれたこと。仲良くなれない人がいること。

それ以来私、永瀬穂花にとって部活は苦痛だった。話しかけたらまた冷たい言葉が返ってくる。話しに混ざろうとしたら突き離される。そう考えるようになり、私は無口になった。部活やめようか何度も悩んだ。部活は陸上競技部。個人競技主体の部活動だが、練習はみんなで一緒。2時間の部活時間は私の無言時間だ。話すのが好きな私には耐えられなかった。しかし結局辞められなかった。私の大好きな陸上競技部を手放すなんて出来なかったからだ。

そんな大好きだけど苦痛の部活動にたった一つの楽しみが出来た。


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