表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

認識されざる者

この話を書くの頑張ったのでぜひ読んでください!!

「…っ、俺は出れたのか?」

そんなことを呟きながら体を起こし、少しずつ目を開ける。すると、俺の視界には草原が広がっていた。

「よっしゃ〜〜!」

嬉しさがつい言葉に出てしまい、誰かに聞かれてたら恥ずかしいなとまわりを見渡す。

そして、気付いた…ここはゲームで一番最初に来る始まりの森の中だ。

俺はこのゲーム(オルダーレイン)を一応全クリしている。だが、ところどころ記憶がおぼろげだ。お風呂場で頭を打ったからなのか…と考えていると近くでガサガサと音がした。

俺は興味本位で音がする方へ近づいて行った。

そこには明らかに服装が盗賊の男が居た。俺は見つかったらヤバいと思い咄嗟に隠れた。その男は大剣を持っていて頭にはバンダナ髪は赤茶色だった。俺はすぐには逃げず、そのまま隠れていた。変に動くとバレそうだったからだ。男が一瞬こちらを見た気がしたが気のせいだろう。

そのままやり過ごそうと思っていた矢先、盗賊の男が俺が隠れている場所に歩いて来た。

俺の心臓が激しく鼓動する…もう駄目だ、バレる…

だが、男は俺を明らかに見たはずなのに無視して森の奥に行ってしまった。

「どういうことだ?」

俺は考えた…

「俺は本当にこの世界に存在しているのか?」

そんなことを考えながら、俺はしばらく森の中を彷徨った。そして俺は魔物に出会った。

緑色の肌にボロボロの布を纏っているツノの生えた鬼…異世界では定番の魔物であるゴブリンだ。

俺は近くの石を取ってゴブリンを見据えた。幸いゴブリンは一体だけだ。今ならやれるはずだ…

俺はゴブリンに石を投げつけた。だが手にベッタリと付いた汗のせいかゴブリンの目の前を通り、深い緑の奥に消えていった。

ゴブリンは目の前を通り過ぎた石に驚いて声を出していたが、すぐに俺の側に近づいて来た。真横にいる俺を無視して、右、左、前、後ろ…と周りを見渡すゴブリンを横目に近くにある尖った石を取り、ゴブリンに突き立てた。


異世界に来て初めての戦闘は成功と言っても良いだろう…あの後ゴブリンは手に持った棍棒を振り回し、ものすごい雄叫びをあげて死んだ。少しは生物を殺すことに抵抗を感じると思っていたが何故かなにも感じなかった。

俺がこの世界に転生したことでなにか精神的に変わったのか、はたまたこの体に精神が引っ張られているのか__

そして、俺は盗賊の男とゴブリンの反応であることに気付いたんだ。俺がこの世界の生物に認識されていないことに…

「なぜ認識されないんだ…なぜ…」

おれは嘆いた。だが、そんなこと言っても仕方がない…分かっているが納得出来ず、俺はステータスが文字化けしているのが関係しているかもしれないと思い、狂ったようにステータスを確認した。


「ステータス…ステータス、ステータス!!」


何度も何度もステータスと唱える…その度に文字化けした画面が俺の心を蝕む。

何度か繰り返したらなにか変化があるかもしれないという俺の希望は叶わなかった。相変わらずステータスは文字化けしたままだ。


「なんで、なんでなんだよ…せっかくゲームの世界に転生したのに、こんなのあんまりだ。」


俺は絶望し、落ち着こうにも落ち着けなかった。


その時、俺の視界が木々の緑から真っ白く染まった…

手足を動かそうにもなにかに触れる感覚が全くない。空中に浮いているような、それとも自分の体を失ってしまったような錯覚を覚えた。


『バグを発見しました。』


『修正します。』


どこからか声が聞こえた。


その瞬間世界が止まった気がした。いや、俺自身が停止したのかもしれない…

次の更新は連日で一話、二話、三話を書いて疲れたので土日過ぎるくらいになりそうです。

モチベ高かったら更新が早いので更新が早かったら「モチベ上がってんなー」って思ってください!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ