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影と牙

続編できました!!

気が向くと一気に書けるんだけど、気が向かなかったら一日に五行くらいしか進まないー!

では、第10話楽しんでくれると嬉しいです!

それから1週間ほど依頼と魔法の練習を続けた。そして、俺はついに魔法の命中率が9割近くになった。また、その1週間で冒険者のランクがDにあがった。Eランクは冒険者の見習い的なものらしいので俺はもう一人前の冒険者だ。


「おっさん、討伐依頼ある?」


「…はぁ、お前かぁー」


おっさんはため息をついて俺に依頼の紙を渡して来た。


「なんでずっと俺が受付してるところに来るんだよ!」


「いやーおっさんが受付なのに慣れたんだよねー」


その時、目を逸らしておっさんが言う。


「初めての討伐依頼か…そのーなんだ…気を付けろよ」


「おっさん…急にそんなこと言われると気持ち悪いって」


「はぁーー!?おい、人がせっかく心配してやったのに…なにかあっても知らないからな」


そんなこんなで今、俺は森の中にいる。

今回の討伐依頼は、ゴブリンを5体倒すという内容だ。魔法の特訓をした俺にはどうってことはない。だが、俺には杖がない。普通の魔法使いは杖を媒体に魔法を使うらしいが俺には高くて買えなかった。別に無くても使えるには使えるが威力が弱くなったり魔法が変な挙動をしたりするという…しばらく森を歩いてみたがゴブリンは一体もいなかった。そこで、俺は賭けてみたゴブリンがバカなことに…


「ゴブリンやーーーい!!」


……………しばらくの間、沈黙が続いた。

__どうやらバカなのは俺の方だったらしい__探しても探してもゴブリンがいなかったので森の深いところに行ってみる。ここでも一応叫んでみる。


「ゴブリンやーーーーーい!!!」


これでゴブリンが来たら俺がバカではないということになる。←"バカ"

我ながら名案だと思う………そうしたら何か近づいて来た…ゴブリン…?あれっ?ゴブリン?俺の見間違いかなー?

そう、俺の目の前に現れたのはこの森のボスに似ている漆黒の狼だった。

この森のボスの話はおっさんから聞いている。図体がデカくて黒い狼だと。そう…今俺の前にいるのは…めっちゃ小さい黒い狼だった。子供かなーと思って手を出してみる。

"ガブっ!"という音がした気がした。


「イッテェ〜〜」


なんだこいつ急に噛んできやがった。めっちゃ痛いし…もしかしてお腹が空いているのか?

そう考え、非常食の干し肉を渡す。ガツガツとちゃんと噛んでいるのか心配になる速度で俺の非常食を完食した。今なら撫でれると思い、手を出したが避けられる。くそー、モフモフしたかったのにー!その時、俺は気づいた。そいつが怪我をしていることに…

近くから音がした。俺は咄嗟にそいつを持って隠れた。その音の正体はゴブリンだった。


「よっしゃーゴブリンだーー!」


嬉しさのあまりでたその声でゴブリンは逃げていってしまった。あっ…と思ったがもう遅かった___しばらくの間、俺は黒い狼の手当てをしていた。場所は変えていない。なぜなら、ゴブリンがまた来るかもしれないからだ…手当てが終わり、夕方に近づいて来たのでもう帰ろうとしていると多分逃げたゴブリンが仲間を連れて戻って来た。全部で…1,2,3,4,5,6,7…7体だと!?

ゴブリンはよくわからないが「グキャ」か「グヒャ」なのか知らないがその鳴き声?で意思疎通をしているようだった。


「ちょうどいい、俺の魔法の練習台になって貰おうか。」


そう言って俺はシャドウバインドを唱えた。一体だけ拘束できなかったがそれは想定内だ。落ちている石を取り、ソイツに投げつける。そしてソイツが日和っているうちにシャドウレーザーを使った。結果はまぁまぁだ。最初よりマシになったが2体拘束した奴を倒せなかった。落ち着いてもう一度シャドウレーザーを唱える。


「……あっけないもんだな」


俺の魔法はもしかしたら普通ではないのかもしれない。そして、さっきの狼は俺の周りをまわっている。何をしているのだろうか。こんな感じで俺の初めての討伐依頼は終了した。倒したゴブリンは、俺の収納魔法で回収しておいた。無属性魔法って便利だな…。__ちなみに無属性魔法は、属性がないので魔力があれば誰にでも使える魔法だ__その後、狼は俺について来た。だから俺はこいつをペットにするのだが、それは面倒く…長い話になるので割愛する。

面倒くさかったわけじゃないよ…本当だからね!

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