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2003年4月又兵衛桜

昨日7日、仕事が終わってから夜行バスで大阪行き。着いたその足で大宇陀の又兵衛桜を見に行く。何年ぶりだろう?3年か4年か。以前の日記を手繰ってみないと分からない。

行ってみてびっくり、あ然、呆然。前に行った時、本郷の桜は有名になりつつあったようで、前の道端にテントが出ておでんやら何やらが食べられるようになっていて観光地化に居心地悪く、早々に退散した。そして、今日行ってみたら、観るのに100円取られた上、前の小川が護岸工事されてピカピカになり、おまけにトイレまで出来ていた。桜は元気そうだが、この観光地化ぶりにめげた。

まだ3分咲きで、折り悪しくしのつく雨の中、一等地(後ろの元田んぼだったところ)から、桜のてっぺんを眺め、西に立つ音羽山脈の初々しい山腹と次々に雲が流れゆく鉛色混じりの空模様を眺め、一番初めに訪れた時のことを思い出していた。10年以上前になるかな。その後数年、 Sさんという、大宇陀にお住まいの翁と花見をご一緒させていただいたっけか。あの頃は、桜だけで、何も無くすっきりして居心地良かった。一般民なら、今のほうが便利で楽しいんだろうけど、けど…。

大宇陀を早々に退散し、奈良に出る。お釈迦さんの誕生日なので浄教寺で甘茶の振る舞いがあり、コンサートが開かれていた。小学生の頃に飲んだきりの甘茶は甘い中にほろ苦く、大昔長光寺でやってた花祭りを思い出した。たしかチラシ寿司を作ってお寺さんで食べたような。あと、ハスの花弁を模った紙が散華されてたような…。そんなこんなを思い出しつつ、折良く始まる第2部の琴の演奏を聴く。聞いた曲は日記に書いてないので不明。この後、春日大社目指してゆるゆる歩いていく。雨が降る中、庚申さんの猿を眺め、お店ウォッチング。と、新薬師寺で本日夜7時より修二会があるというポスターが目に入る。これだ!と思ったな。で、夕方6時までに春日さんと二月堂を回るかと考え、先を急ぐ。いつものコースで歩くつもりが、あちこちで桜や鹿を眺めタイムアウト。どちらにも辿り着けず、奈良公園の入り口で、新薬師寺へコース変更。6時前に到着。早めに行ってにゅうめん食べる…と楽しみにしていたのに、残念、修二会の支度で忙しく早仕舞いしていた。暮れてゆく空と庭を眺めつつ和製ロックコンサートを聴く。木の葉ずれが耳に心地良い。木々の葉がやたら音のでかいギターの音色をまろやかにしているようだ。それにしても、3月初めにある東大寺二月堂のとずいぶんと違う。二月堂のは何日もお松明があるし、やたら観光客が多いし、見せ場が絵になる。12日の籠松明はいつも新聞記事になっている。新薬師さんのはそれに比べて実にささやか。1日きり、松明は同じ11本だが、小振りで慎ましい。漏れ聞いたところによると、東大寺二月堂は檜木、新薬師寺は杉、で火を灯す先を作っているとのこと。トリビア!これで一つ賢くなった?


お松明のこと、しかし、今日日記見るまですっかり忘れてました。アホの子だ〜。

この翌日のことを記述した日記発見。エピソード208の2003年4月大神神社御幸を参照。話に繋がりはないので、読まなくても大丈夫。

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