1994年7月城崎温泉
7月上旬の平日
転勤で仕事が忙しいのに加えて続く猛暑にグロッキー気味なので、遠出する元気がない。でも貴重な二連休を取れたので気分転換を兼ねてどこか行きたいなぁ。兵庫県に住んでいるのに行ったことがないところ。城崎温泉、いいじゃん。
計画も何も無く、思い付きで家を出る。加古川線の各駅停車で谷川まで移動。そこから福知山経由で城崎温泉へ。もう全部各駅停車で移動だ。ゆっくり移動する窓からの風景を眺める。西脇を過ぎてくると緑濃い山々の下、川沿いに列車は進む。途中の街はさっぱりだのに、川原に咲く合歓の花が何故だか記憶に残る。絶対福知山駅で途中下車してお昼ごはん食べたはずなのに…。
城崎温泉に着いたら、駅前の観光案内所で予算一万円までの希望を出して今日の宿泊先を紹介してもらう。無事宿の予約が取れたので、辺りをぶらり歩いて行く。ちょっと奥まったところに温泉寺があり、そこから山に登っていくことが出来るようだ。早速登ってみる。特に何も無かった。ただ、下ってお寺近くまで来た時、たぬきを一匹目撃。たぬきもびっくり、あっという間に草木の陰に隠れてしまう。宿泊先の旅館に着くと、部屋に案内されると併せて、外湯巡りの札?を渡される。これがあれば入り放題…。残念ながら、そんな元気が無かったので内湯に浸かる。
翌日はなぜか日本海を観るべしと一つ先の竹野駅へ移動。カンカン照りの海岸の岩場で、買ってきた氷を砕いて作ったアイス珈琲が美味だったことしか記憶に残っていない。
帰りは往きと違う播但線経由で帰宅。姫路駅で途中下車して晩ご飯食べたはずなのに、それも記憶無し。
二日間の旅で、後まで記憶に残っているのは二つ。合歓の花とたぬきだ。




