2020年11月棚倉山登山
転勤で東京から帰ってきてから、コロナ禍で外出も人のいない所、人が少ない時間帯に移動、を心掛けている。仕事をしていると自分一人の身体じゃあないんだよな…としみじみ。
25日10年以上ぶりで、姫路の北にある、香呂の奥八葉寺から棚倉山を抜け、竹取の湯に浸かるコースを歩くことにした。以前にも何回か歩いているコースなので特に問題は無いはず。
JRで姫路から播但線に乗り換え香呂駅下車。ここから西へしばらく歩いて行く。人混みを避け、遅い時間に家を出たので、今回は大回りの寄り道はしない。香寺ハーブガーデンに寄ってローズマリーパンと良さげなハーブティーを手に入れたかったのだけれどなぁ。我慢、我慢。
途中、祭上神社に詣でただけで、まっすぐ八葉寺への分かれ道まで行く。ここに乗馬クラブがあって、運が良ければ馬が外でぶらぶらしているのが見れる。乗馬クラブをちょっと外から覗いたら、道を右に取る。すぐ右手に、若戸主子神社がある。ここでお昼休憩をする。このお社の遥拝殿には、古いが立派な奉納絵馬があって来る度に眺めて楽しんでいる。初めて見た時、軽いカルチャーショックを受けた。私が育ったところでは、お社に奉納絵馬が無いのが普通だったのだ。これは土地柄?土地の裕福度?の差異なのか。棚倉山の北にあるお社は大概拝殿に大きな奉納絵馬が何枚も掛かっているのだ。
八葉寺に着くと、紅葉が見頃だった。観るのをそこそこに、登りの道に取り付く。歩いて行くと、前には無かった標識が所々にある。誰かが立ててくれたのだろうけれど、ずいぶんと雨風に打たれて、傷んでいる。そうなるだけの時間を、ここに来て無かったのだ。
どんどん歩いて行く。前は見晴らしが良かった場所に杉が植栽され、その木が大きく育って見通しが悪くなってしまっている。大分歩いてもうじき棚倉山かなぁと思いだした頃、台風の為の倒木が酷く道が分からなくなってしまった。倒木を乗り越えて…なんて甘い考えは吹っ飛んだ。あまりに広い範囲で倒木が続き、どうしようもない。引き返すか、さもなくば、適当なところから下るか。山は浅く、かつ低いので、引き返すことなく下る事にする。倒木の少し手前を左手に下りて行く。土が柔らかいので木の幹や枝に手に掛け、どんどん下る。しばらくすると、山の手入れする道に出る。その道も薄く、直に途切れてしまう。水がほとんどない渓流沿いに下る。どれだけ歩いたか、きちんと整備された林道に出る。やれやれ。すぐに舗装路にでる。この道は塩田温泉と香寺を繋ぐ峠道だ。さてどちらに行くか?塩田温泉は事前予約してないと入れなかったはず。なら、香寺の方だ。竹取湯なら大丈夫。
半時間ほどで温泉に到着。アクシデントの疲れを温泉で癒す。この後は、もう帰るだけ。ただ昔は、温泉から溝の口駅までバスがあったんだけど、世知辛い世の中で、採算が取れず廃線になっていた。残念。まあ、途中のお社にお参りするから歩いて行くけど。田舎道を香呂駅まで辿って行く。棚倉神社、豊受神社、羽部神社、一原神社…。お久しぶりの挨拶も兼ねて各所に詣でる。駅に着いたら夕方だ。姫路で晩ご飯食べようか、食べまいか。やっぱやめとこう。素直に帰るが一番。でも、駅で御座候は買って帰るから。




