2026.1.23 今日も旅の空
連日寒波の為、凍てつく日々が続いている。
今日も朝から放射冷却による冷え込みが厳しい。体感気温マイナス七℃。それでも空は青く晴れ、昇りゆく太陽の光はきらきらと眩しいばかりだ。
青空をほけっと見上げていると、「今日も旅の空」という句が心の奥底からふと浮かんできた。妙に馴染みのある言葉だが、はてどなたの句であったか。ひとしきり頭を捻ったが判らない。
若山牧水の句ではない。牧水の句は「幾山河 越えさり行かば寂しさの はてなむ国ぞ今日も旅ゆく」だ。松尾芭蕉の句は「おもしろや 今年の春も 旅の空」だった。種田山頭火か尾崎放哉辺りの句だろうか。
ネットで検索してみたが、判明せず。
今日も旅の空かぁ…。今は遠く旅に出かけることは出来ないけれど、長い人生を生きるということはある意味、人生という旅路を歩んでいると言えるだろう。そう考えると、大きくは変わり映えしない日々を大切にせねばならないと、自戒するばかりだ。
種田山頭火、尾崎放哉はいずれも自由俳句で有名。ただし、両名共に酒に溺れ放蕩の末にあちらこちらと放浪して寂しい晩年を送っている。紀野一義の「遍歴放浪の世界」では山河慟哭と称していたはず。ずいぶん昔に手放してしまい内容の確認が出来ないので、もしかしたら思い違いをしているかも。間違っていたら申し訳ない。
頼りない記憶を浚ってみると、円空上人と木喰上人の放浪の旅路を「山河微笑」「山河慟哭」と表現していたのかもしれない。なんで手放してしまったのだろう…。




