1991年12月白雲山救世大観音
18日〜20日まで東京出張。それに併せて、21日〜23日まで三連休を取って東京近辺をぶらつく。
20日出張同行者と別れて池袋駅に着いたのが16時頃。着いたその足でセゾン美術館を覗いてみる。ベルリン・アート・シーンという題で、壁の無くなる前後のアートを紹介していた。なかなか良い企画だと思った。ただ、ショートテストフィルム(?)にはちょっとまいった。エロとグロとバイオレンスがごた混ぜになった映像が延々と続くので気分が悪くなってしまったのだ。
21日は三溪園と横浜中華街巡り。
三溪園では気候が暖かいせいか、まだ紅葉が残っている。富士山は霞がかかり、見えずじまい。年も暮れゆく時期の所為か観光客は少なく、のんびり出来て良かったかな。
22日今年5月に大台ヶ原でご縁が出来た山水会の定例会に参加。池袋駅前に集合と以前にいただいた計画書にあったので、それを頼りにゲリラ的参加だ。人が沢山集まっている場所をチェック、無事会長のH氏を発見、参加の旨を伝える。H氏はずいぶんと喜ばれ、今日の参加者に紹介される。参加者の点呼を取った後、ワイワイ賑やかに西武池袋線飯能駅まで移動する。ここからバスで移動するのだけれど、総勢30数名という大所帯の為、バスの臨時便を出してもらうようH氏が交渉、無事臨時バスの手配がされ、然程待たずにバスに乗り込む。H氏のさりげないサポートをされているY御夫妻によると、こういうことはよくあるらしい(会員数が大きいから参加者も必然的に多い)。セミプロ級の運営なのかな?
今日登る山は白雲山で、白く大きな救世大観音様がシンボルマークになっている。麓の鳥居観音本殿でお詣りした後、ゆっくり登っていく。然程高さは無いけれど参加者の平均年齢が70歳くらいな為、お手軽なハイキングコースだろう。あっという間に目的地の救世大観音に着いてしまう。ここで一時間のお昼休憩だ。私は会長のH氏とY御夫妻のグループに入れてもらい、昨日中華街で購入した中華ちまきを食べる。中に甘栗や豚の角煮が入っていて食べごたえがある。Y氏が食後の珈琲を入れて下さる。それに併せて、あちこちから食後のデザート的甘味が回ってくる。Y氏お気に入りの牛乳羊羹をいただく。わざわざ取り寄せしておられるとのこと。
もの凄くゆっくりしたお昼休憩が終わり山道を下ってゆく。ストックを用意している方も多いが、紅葉が終わった後の落ち葉で道が覆われていて、足を滑らす人の多いこと。後ろで見ていてハラハラしてしまう。
怪我無く下山。健康に老いること、美しく老いることの大切さを考えさせられた山行きだったけれど、普段の違う視点からの楽しい山行きでもあった。
来年、関西の比良山に登る予定だそうで、可能なら参加して欲しいとのお誘いあり。
23日銀座をぶらり歩く。10時のおやつ代わりに千疋屋フルーツパーラーに入る。千疋屋フルーツパーラーでフルーツを使った甘味を食べることは中学時代からの憧れだったけれど、実際に入ってみると、まぁこんなもんかなぁ…と思うばかりであった。歳取ると感動が少なくなってしまい、ヤダヤダ。パパヤゼリーとアセロラソーダを頼む。なかなか美味。
遅いお昼をインド料理のアショカでいただくが、イマイチだった。スープとナンとカレーとラッシーでなんと4500円も!ぼったくりである。ナンは少々ベタついていてもう一つだったし。これくらいなら、大阪本町にあるタージの方が安くて美味しい。ナンが美味しいのだ、うん。
そう言えば出張中赤坂で、タージという、インド料理店を見かけた。大阪本町のタージと関係あるかな?
渋谷に移動して、Bunkamuraでレニー・リー・フェンシュタール展を観て終わり。
大阪本町のタージ、東京赤坂のタージ関係あるのかネットで調べてみると、どちらも閉店していた。なんと…。
アショカも銀座店は無くなっており、西新宿のヒルトン東京に同じお店が入っているらしい。東京銀座だと、場所代だけでもバカにならないから、金額が高くなるのだろうと思う。代金の半分くらい?