表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/371

2019年6月秋田駒ヶ岳

何とか連休確保。

3日朝イチの新幹線で田代湖まで出、バスに乗り換えて乳頭温泉へ。山に入ってしまえば下山するまで風呂無しなので、温泉に入る。温泉で気合いを入れてから登り始める。蟹場分岐を経由、田代平山荘泊。無人小屋に自分一人だけだった。たしか前の時やそのまた前もそうだった。秋田駒ヶ岳から八幡平にかけて、たくさん無人の山小屋があって助かっている。テントの携帯に設営、撤収はシャレにならない負担だ。雨天だと尚更だ。

4日、日の出と共に出発。この時期夜明けがとても早いので助かる。今日は阿弥陀池避難小屋に泊まる予定なので時間に余裕あるけど、明けゆく山の清々しい気は格別なので、つい早立ちしてしまう。

挿絵(By みてみん)

千沼ヶ原湿原に寄り道。やはり、ここの風景はいい。風景を眺めながらのんびり光を浴びながら、本を読む。竹下文子の木苺通信(30年前の作品がなぜか去年文庫化された)。不可思議な短編を読み継ぐと、ひとつのどこでもない山奥の小さな王国が顕われる。

挿絵(By みてみん)

5日男岳、御坪分岐経由で国見温泉へ下る。本当なら、昨日のうちに国見温泉まで下ることも出来たけれども、せっかくの山行きだからと行程のかさ増しをしたのだ。国見温泉の玄関前?にこまくさが1輪のみ咲いていた。ちょっと嬉しい。

温泉の湯は湧き出した時は透明なのに、あっという間にバクテリアが繁殖し緑に染まってしまうそうな。何度も露天風呂に入ったけれども、いつ入っても貸切状態だった。

6日貝吹岳に登る。初っ端、立派なゲートがお出迎え。ちょっとどきどきしながらゲートを越えて、その先の道を進む。どんより曇った天気の下、アスファルトの立派な道を歩く。1人きり、鳥の声も無い中歩いていると気分が沈んでくる。仙岩峠着。物凄く立派な藩境碑が立っている。昔、秋田街道として人が行き交った証だ。貝吹き岳往復後、雫石方面へ下る。田沢湖方面への道が確認できなかったのが残念だ。川に沿って赤渕駅目指し歩いていく。途中の道行きは薄らぼんやりしか記憶がない。この日盛岡駅前のビジネスホテル泊。

7日予備日。どうしたろうか?日記に何も書いてない。滝沢村にある、そば道場で蕎麦食べるついでに蒼前神社を詣でたか。はたまた、小岩井農場の先にある長山辺りを歩くついでに蕎麦を食べたか。

証拠写真発見。蒼前神社さんのほうだった。ちょうど次の日がチャグチャグ馬子祭ということで、この日、前祭がお昼前に行われていた。地元の方が結構集まっていて賑やかだ。翌日の本祭は凄い人出になるだろうと思う。これでもかと飾り立てられた馬が10頭くらいいたかなぁ。祭の法被姿の小学生が鞍に坐り、法被姿の大人が引き馬をし、前の道を少しだけ練り歩く。薄曇りの空の下、馬具飾りが鮮やかな色あいで、際立っていた。プロアマカメラマンもけっこういて、田植えが終わったばかりの畦道から熱写していたっけ。

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

大満足の中、お社を後にする。急ぎそば道場へ。ここは地元の蕎麦同好会の方が運営されているそう。こじんまりとした暖かい雰囲気が伝わってくる店内は地元のお馴染みさんが多かった。またぜひ食べに行きたい。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ