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1999年4月曽爾村周遊?
日記にはこの山旅についてほとんど記載が無い。日付けと旅のザクッとした総括だけ。なんだか黒歴史のような文章だ。どんな旅路だったのか気になるが、ちっとも覚えていない、思い出せない。
6日〜8日の二泊三日を三重県と奈良県の県境にある曽爾村を歩いて過ごした。
予想と違い、桜の花見の旅にならず仕舞い。
まだ桜の蕾は固く、花見に浮かれた旅にはならない。春浅き冷たい風と天をも地をも響もす風の渡り…。
人というものが、如何に微力な存在であるかということに付いて思い知らされた旅になった。
ただ、後悔はしていない。今の私にはああいう旅が必要だったのだと思う。
昨年春よりこのかた、数少ない休みの度、何かに引かれるように野歩きをしている。その集大成と言えようか。ただ、この体験を仕事に活かせるかというと、ちょっとどころでは無い難がある。
日記の前後を確認したが、どこに泊まったとか歩いたとか言及無し。曽爾高原と屏風岩には行ったと思うけれど、これも不明。