1999年2月西吉野周遊
年明けてから初めての旅、何故か西吉野方面へと出かけて行った。
一泊二日、2月23日24日の2日間だ。五條駅からバスで賀名生まで行き、そこから城戸を抜けて峠越えをして丹生口辺りからバスで洞川温泉に出てそのまま五番関を越してホテル杉の湯まで歩いて行くという型破りな1日目の行程プラン。翌日はフリーの予定だった。
しかし、ハナから躓いた。寒波の影響で梅の花の開花が一週間から10日遅れており、硬い蕾しかないので賀名生梅林は素通り。おまけに城戸から峠を越える最後のルートで積雪の上、道を取り違えて南下してしまい、下山後場所の確認をすると西日裏だった。仕方ないので、上笠木バス停まで歩いて移動する。もう時間的に洞川温泉から歩いてのルートは無理なので、下市口駅までバスで移動、大和上市駅へ電車に乗ってそこからバスでホテル杉の湯へ…という乗り継ぎフル活用。ついでに手元の軍資金が心許ないので郵便局でお金を下ろしておく。銀行と違い、郵便局は全国津々浦々どんな田舎にもあるから助かるなあ。
今まで何度もこのホテルの前を通り過ぎたけれど、温泉に入るのも泊まるのも初めてだ。というのは、ここの温泉は泊客しか入らせてくれない上、宿泊料金が私的にちょっとお高めなのだ。
温泉浸かり放題、露天風呂もありでその日の雪中行軍(大して積もっておらず、せいぜい30cmくらい)のダメージは消滅。後には雪の白さと尾根道を一人辿り、山々の霞たなびく様を観た感動だけが残った。
2日目はあいにくの雨。晴れれば大滝から青根ヶ峰に登り吉野へと下ろうと考えていたけれど、いっかな止みそうになく、9時発のバスで大和八木まで出てしまった。だんご庄の団子を買って帰る下心ありあり。
もちろん団子は美味しかった。日持ちしないのが残念だ。
この当時日帰り入浴は無かったが、現在時間限定で日帰り入浴を営業している。詳細はネットで検索要。
だんご庄は近鉄坊城駅前にあるのが本店。