猫パラダイス
猫は勝手気ままに暮らす者多し。働き者?は、○○駅の駅長さんとか猫カフェ勤務者くらいしか思い浮かばない。生ものではないが、招き猫はここに入るのか?ああっと、最近は出番少ないけど、ねずみ取りという、大事な仕事があった!
そんなマイペースな猫を愛する、猫好き人間のパッションがいろんなところで炸裂している。
たとえば、日本各所に猫島が存在しており、猫好きの聖地として、訪問ツアーもあるとか。
私としても行ってみたい島がある。山口県上関町にある祝島。周防灘と伊予灘の境にある周囲12kmの小さな島だ。瀬戸内海の海上交通の要衝にあるため、島の歴史は大変古く、万葉集にも登場しているらしい。漆喰で石積み塀の集落が有名で、猫がその上を散歩している写真が、イイ。今は身動き取れないが、いつか必ず、行くのだ。
行ったことある猫島は一つきり。昔からの観光地である神奈川県江の島。色っぽい弁天様が有名だ。この弁天様、何度拝見しても、艶やかな佇まいをしておられる。見晴らしの良いところから、晴れた日には富士山が見えるのもいいね。冬だと雪化粧が美しい。
あと猫の街、尾道。しまなみ街道の本土側起点なので、何度か訪れている。細い坂道である「猫の細道」と福猫石が心に残っている。福猫石に使用する石は、拾ってすぐ使うのでなく、水に晒したり、風に晒したりという手間を年の単位でかけ、完全に塩気を抜いて後、猫を描くのだと、制作者園山春二氏が話していた(きちんと名前を名乗られてはいないので、名前は私の推測)。福猫石ってずいぶんたくさんあって、あちこち探し出すだけで1日終わるんじゃないかと思う。疲れたら、坂道の途中にある、おしゃれなカフェでひと休みもいいね。
あとあと、猫神社か。お参りしたことある猫神社は、長野市松代の日帰り温泉近くにあった。小さなお社の中は猫グッズだらけだった…。薄暮の中のお参りは、ちょっと怖いかも。日帰り温泉の名前が出てこないけど、すごくパワー溢れる掛け流しで、温泉マニアには超オススメ。ただし、地元民メインでおシャレ度ゼロの設備だ(だいぶ行ってないので建て替えてるか、もしかして廃業してるかも)。
猫の駅長さんにはまだ、お会いできてない。生息駅にはいくつか、下車したことあるんだけどなぁ。どこかに出張中だったり、お亡くなりになられて写真でこんにちはだったり。
映画耳をすませばの猫のムーン。この映画の聖地として、東京聖蹟桜ヶ丘がある。ここには、小野神社という一の宮があり、聖地指定前に詣でたことがある。ちなみに全国一の宮巡り対象神社ではなく、郡か郷の一の宮だ。そして、さすがに猫はうろついてはいなかった。
映画トトロに出て来る猫バス。乗ったら何処に行けるのか。猫の国か?猫のダヤンがいる不思議の国 わちふぃーるどとか。アリスが落っこちた不思議の国だったら、幻獣チェシャ猫に会えるかも。
綿の国星のチビ猫の実家は東京中央線沿いの何処かだろう。吉祥寺より西だと緑も多いからなぁ。漫画家さんて猫好きの人多いよね。猫まんがどんだけあるねん。
ねこめーわくの星はパラレルワールドの地球?
場所じゃなくて食べものなら、猫の形した、ネコネコパンもあったな。かわいいけど、むっちゃ高い。あと飛騨高山の招福猫子まんじゅうもかわいい。遠くてなかなか買いに行けてないなあ。高山は古き良き街並みが好きで何度も行った。温泉もあるので、乗鞍岳からの帰りに一泊し疲れを落とすのにも良い。現在、高山から白川郷へトンネルがあるので、簡単に行くことが出来る。以前は、夏だと天生峠越えで白川郷に行くバスがあったけど、今もあるだろうか。青葉の山間をバスで行くのは、泉鏡花の高野聖を思い出し、かなりわくわくした。ただ、作品のような奇しげな趣きはまったく無く、いたって普通の道行きに終わった。残念。
今、ネットで猫菓子検索したら、むちゃむちゃたくさん商品があった。猫って、どんだけ愛されてるんだろうね。ネットで買えるから行かなくていいのはうれしいけれど、そこに行く楽しみがなくなってしまう。