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2001年1月東京上野公園

5日ほけらんと休みを過ごすのももったいないと思い、根性入れて東京の飯田橋から神楽坂方面へとぶらり歩いてみた。地下鉄神楽坂駅近辺になると、妙に生活感が出てきて昔から住み着いている人が結構いるんだなあとしみじみ。こういう所に住むのは、どんなものかなあ。関西の田舎もんとしては長くは住めない。住めば住むほど無理が出てきそうだ。

この後、なぜだか、上野へ移動する。駅近くにある店でお昼を食べた後、上野公園をぶらり歩く。思いの他広い。時代小説でもお馴染みの不忍池を最初に訪う。あんまりこれという感動無し。ふーん、へーって感じ。時代小説の浪漫を現実に求めてはいけなかったのだ。

上野東照宮も同じく。ただ、牡丹苑の寒牡丹だけは丁度見頃を迎えており、陽の当たっている花の美しいこと。寒さ故に、丹精された花は宝石に見紛う輝きを宿している。柄にも無く、久しぶりに句をひねってみたりした。

   陽に向かひ素直に開く寒牡丹かな

   鳥の音に誘い誘われ冬牡丹 

あと、立看板に墨書きされた句で二首気に入ったものがあったのでメモしてきた。

   夢幾夜重ねてひらき寒牡丹   関口安子

   この恋の行方知らず冬牡丹   ?

後ろの句はなかなかに心に染みるものがある。


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