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2001年1月鎌倉

2日正月休みで藤沢経由で鎌倉へ出かけた。転勤に伴う引越しや仕事のあれやこれやがようやっと落ち着いたことと、年も新たになったことも併せて新規一転、関東圏探訪の第一歩だ。

江の電から久しぶりに海を見て、瀬戸内の海を思い出し懐かしい気持ちになる。寒いのにサーフィンをしている人が結構いて、太平洋の波は瀬戸内と違って高いんだなぁと実感する。

で、鎌倉。実は昔半日だけ訪れたことがあるのを思い出した。その際に出会した怪老人の印象が妙に強く、場所の事はすっかり忘れて果てていたけれど、今日銭洗弁財天境内にある立看板を見て、オヤ、と思い出したのだ。確かあの時はYに花見しようよと誘ったけど断られて、一人本牧の三溪園で花見した後、昼過ぎに大仏でも観るかと鎌倉に行ったんだったか。

なのに、大仏見ずに裏山にヒョコヒョコ登って怪老人に出会し、半日山の中を案内してもらったが、下手に観光地の山に一人で登るなと説教された。なんでも、誰でもすっと登れるのに普段人が通らず見通しが悪いので、若い女性が下心ある男性に茂みに連れ込まれる事件がそれなりにあるそうだ。この怪老人、まだ現役の産婦人科医だそうで、そういう人には言えない事件の相談を受けることがあるとのこと。この話を聞いてから、有名観光地の低くて浅い山に登ることが少なくなった。

鎌倉大仏から銭洗弁財天までの山道も、通常ルートではなく獣道に近い道を通り古い石碑?に案内してもらったのだけれど、今その道歩こうとしてもどこを通ったかわからないから無理だ。一番最後に銭洗弁財天で5円玉を洗ったのだけは思い出した。

あの時は鎌倉の西の方だけ、しかも人気のない所ばかり見ていたけれど、今日は鶴岡八幡宮がお目当てなので、道すがら若宮大路沿いの店をあれこれ冷やかす。鎌倉彫というものがあるのを初めて知る。

鶴岡八幡宮は正月2日ということで、本殿にお詣りするまで小一時間並んだのにはびっくり。さすが関東圏、人口密度が違う。

あと、寒くてトイレが近くおちおちゆっくりしていられなかったのが難点か。

後日談?

豊島屋で鳩サブレーならぬ小鳩豆楽(こばとまめらく)に出会った。お薄と一緒にいただいたのだが、こっくりとした嫌みの無い甘さが気に入った。買って帰り、柿の葉茶と共にいただいたが、やはり美味しい。日本人に生まれて良かった。飽きのこない甘さは癖になりそうだ。それにしても小さくて可愛らしい。あと一袋に六つ入って三袋セットで400円と安くてお得。

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