1993年2月京都哲学の道
10日寒いから山歩きはしたくない気分なので、京都の東側哲学の道を歩くことにする。
振り出しは銀閣寺より歩き始める。銀閣寺は超有名処なのに、あまりピンとこない。哲学の道を南下して行ったけれど、こちらも著しい観光地化の為、あまり好きになれなれない。個人的には疏水そのものの方に軍配が上がる。
さすがに南禅寺の辺りは良かったと思う。ちょうど梅の花が頃合いで、満開の木もあれば、三部咲き、五部咲きの木もあり、清々しい美しさだった。吹く風に揺れる梅の花は、ソメイヨシノの花よりも初々しく見える。
南禅寺の門近くの店で、湯豆腐セットを頼む。3000円コースで、湯豆腐、生ゆばのさしみ、椎茸ときゅうりの白和、生麩の田楽、ひろうすの炊きもの、胡麻豆腐、漬け物、固めの白ご飯の8点。生麩の田楽が一番気に入った。最初に見た時、何かなぁと考えて、豆腐をどうにかしたものかと推測したが、お品書きを確認すると生麩の田楽とある。これが生麩かぁ。むんにゃりして淡白な味なんだけれど、良く焼けた外側はカリッとしていてこってりした味噌だれによく合う。もっと食べたかったなぁ。
それにしても、このコースは高いような…。いや観光地だからこんなもん?微妙。