2004年6月富士山本宮浅間大社
22日どういう風の吹き回しによってか、富士宮市にある駿河国一ノ宮浅間大社と周辺の双体道祖神を訪ねて出かける。本当は昨日の夏至の日の方が良かったのだけれど、残念ながら休みが取れなかったのだ。あと昨日、スーパーの食品売場に行で富士宮やきそばというものを見かけたので、現地で食べてみたいという下心もアリ。
いつ双体道祖神の本を入手したのかなぁ…去年の夏?それよりもっと前?いつか観てみたいと考えていたのは確かなんだけど、未達になっていた。実を言うと、今日身延線の電車に乗っている途中、車窓から双体道祖神を目にするまですっかり忘れ果てていた。見た途端、ああこれだ!とピピンとくる。車中で一体、歩いて視認は四体、計五体の成果が本日あり。関西圏では見かけたことが無いので目新しく感じる。
浅間大社に詣でた感は、あまり無い。こんなもんかなぁ…という感じである。ただ、湧玉の池は思いの他美しく、ぽこりぽこりと地中から水が湧き出てくるのは観ていて飽きが来ない。清らかな水の流れの中、水草がゆらりゆらりと…水面がきらきらと輝き、まさに生ける宝玉のごとき光景だった。惜しむらくは自由研究で近くの中学生が、わいわい騒いでいて落ち着いて参拝出来なかったことか。
浅間大社近くで他にも詣でたお社
冨知神社(不二神社) 木花之佐久夜毘売の父が祭神
三峯神社
福知神社 石長姫が祭神
福石神社
富士宮やきそばは、浅間神社奥福石神社から少し行った辺りにある地元の食堂のような店で食べた。平日で14時を過ぎた頃なのに、人がいる!ということは、ビンゴ!大当たりだ。美味で安い。ごく普通のやきそば税込み420円。首都圏だったら800〜1000円はすると思う。やきそばが出来上がるまでの時間を徒然なるままににメニューを眺める。お好み焼き、鉄板焼き、うどん、ラーメン。夜は酒とそのアテまで。川海老のかき揚げには心惹かれるものがあったけれど、次の予定(食後の甘味)の為断念。すぐ側の喫茶店に入り珈琲とケーキのセットを頼み。こちらの方か800円と高かった…。何故ゆえ?やはり客の入りのせいかな。入った喫茶店は写真同好会の溜まり場になっていて、常連の上客が多いのだろう、きっと。富士宮、個人のお店がこんな所に…というくらい多く、昔から栄えてきた街と推察出来る。
あと、開けたところなら富士山が常に見えるのが良い。雪が消え果てた夏富士の青霞む光景は、台風一過晴天の下美しい。小高い丘や山が無く、緩やかな傾斜地な為、ビューポイントが無いのが残念だ。
手元にある「双体道祖神めぐり」という本を確認したら、信州圏をまとめた内容だった。富士宮市は対象外なので、何を見て行こうと思ったのか今となっては不明だ。
関西圏ではお地蔵さんが双体道祖神のポジションにあるという説明が何かにあった。納得。