2006年4月大阪でティータイム
大阪北新地って、お金持ってる人が食事やお酒を主に夜愉しむところ…と私は思っている。庶民には敷居が非常に高いお店がごろごろ。
そんなところから通り二つほど南へ、昔、よく足を運んだ。なぜ足を運んだのかというと、ずいぶん前から贔屓にしている店が地下街から移転し、営業していたからだ。関西圏でお年を召した紅茶党には、堂島ムジカ・ティーと言えば分かるはず。たぶん。
夜遅くまで営業されていたので、夜行バスの時間待ちに何度も利用させていただいた。格調高いクラッシックが店内にいつも流れていて、時間を気にせず紅茶とアテのケーキをお供に愉しむ至福のひと時。惜しむらくは、現在その店は閉店してしまって無い。芦屋の方で営業されてはいるけれど、大阪にあったような利便性が無くなり、足が遠のいてしまったままだ。
この日、梅田近辺で用事を済ませて、久しぶりにムジカ・ティーでまったりお茶を飲んでいた。その帰りがけ、お店の女性スタッフさんから「去年奈良で、お見かけしたと思います」と声を掛けられた。確かに11月中頃、大神神社に詣でた後、三輪山に登り、下山後山の辺の道を北上し檜原神社経由巻向駅まで歩いている。ちょうど柿のなる頃だった。巻向駅までの田舎道を障害者ハイキングの皆さんと一緒に歩いた。その中にスタッフさんはおられたらしい。「独特の雰囲気があって、たぶんそうだろうなと思って見ていました」だって。たしかに、その時と似たような色あいの服装で、バックパックを携帯している。うーむ、そんなに目立つかな?この格好。