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2009年8月備前百枝月
1日しばらく前から地上の月を追いかけている。
今日は青春18切符を使って赤穂線備前長船駅から吉井川を渡って南にある、百枝月という集落を訪ねた。
姫路より西を在来線で旅することって、奈良の奥地に行くより近いのになぜだかあんまりない。不思議だ。
百枝月付近には、月読神社は見当たらなかった。ただ、西裏を守るところに円照寺というなかなか立派なお寺があった。そのお寺は昔そこに神社があったのではないかと思われる月日灯籠が境内に二つあった。円照寺では薬師如来さんをお祀りしていると説明書きにあった。ここから東には見晴るかす緑の田と川と地平線があり、月夜はさぞかし美しかろうと思えた。
川沿いに南下し、西大寺駅まで歩く。
炎天下の為、長くは歩けないので、今日はここで打ち止め。西大寺駅から岡山に出て、ちょっとだけカフェで甘いものを取ったら、今度は山陽本線で帰途に就く。
円照寺の後ろには百枝月遺跡があり、旧石器時代の石器が採集されている。吉井川の恩恵を受けて古くから開けた場所なのだろう。