2003年1月大宇陀高倉山
16日いい天気で凍みる寒さもなんのその、ご機嫌気分満喫しつつ歩いた一日だった。
榛原駅からバスで古市場の宇陀水分神社に8時頃到着。
大和の東西南北に祀られた四水分神社のうち東に当たるのが当社とされる(他の3つは都祁水分神社、葛木水分神社、吉野水分神社)。延喜式内社で神社本殿 3棟(建造物)は国宝に指定されている。
大層立派なお社なのだが、正月が過ぎたばかりという時節のせいか、はたまた朝も早いせいか参拝者は私だけだ。
今日はここから川沿いに歩いて円光寺、守道を経由して大宇陀へ行く。その後は未定だ。
サクサクとなるたけ畔道を歩く。夏と違い、草がない分歩きやすい。久しぶりに歌を作ってみたりする。
このあたりはけっこう歩いているつもりだったけれど、まだまだ通らぬ路もあり、今日初めて神武天皇が東征において、兄猾を誅した後、いよいよ大和入りを図ろうと敵軍情勢を把握するために登ったといわれる高倉山を登った。参道途中にに五社神社が座し、登り詰めた所に高角神社が座す。そこから南に少し歩いた平地にわら縄で囲まれた直径3mくらいの円があった。神前で相撲を取る丸土俵かな?
ここからいつも休憩に立ち寄る岩清水八幡さんはすぐそこだ。岩清水八幡さんで少し早いお昼というか、少し遅いおやつというかを食べて大宇陀へ下りて行く。今回道無き道を歩いたりしたので、いつもよりずいぶんと北へ出てしまい往生した。なにせ、初めて春日神社に詣でることになった…し。いつもは南の方をうろつくか、たまに宮奥方面まで足を伸ばしたりだしね。
この後、強行軍で法隆寺に行くつもりだったのだけれど、行けずじまい。代わりというか妥協案でというか、秋篠寺へ伎芸天さんと帝釈天さんを眺めに行く。