表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/371

1991年5月大台ヶ原

5月3日〜6日まで大台ヶ原に。ハプニングたっぷりの楽しい4日間だったな。

3日、バスで昼頃、大台ヶ原着。なんと雪が降っていて、樹氷が吹き曝しのところに出来ていたっけ。吹き荒ぶ風と雪が降る中、西大台を一周。春ならぬ雪の中、陰々として歩く。この日は歩いても歩いても、浮世のしがらみが頭の中をリフレインしていた。考えても何にも得るものはないのに。雪が降っているのが悪い。上天気の西大台は苔むす道あり、昔の開拓地後ありで歩くのにとても楽しいコースなんだ。ただ、現在入山制限がかけられており、事前申請し、許可を得ないと歩けないことになっている。詳しくはネットで確認乞う。自然保護の為仕方がないか。

それはさておき、3日4 日と大台荘山の家にお世話になった。管理人さんはこの秋で65歳となるTさんで、えらく声のデカいワッハッハと笑うお爺さんだった。Tさんから山の家のスタッフがTさんだけで手が足りないで困っている、ちょっと助けてくれと頼まれる。で、お茶の世話、掃除、Tさんの食事の用意など簡単な仕事をする。泊るのはタダ、食事もタダ、1万円+お土産付きでラッキー!4日は山の家の掃除後、半日東大台巡り。こちらから大杉谷経由の下山道と尾鷲へ下る道がある。尾鷲へ下る道は途中山小屋がない為、あまり利用者がいないらしい。Tさんは11月で退職、退職後は天理教の教会を個人的に運営する予定とのこと。奈良近辺はそういう小さな教会多いよね。ただ、天理駅近辺は違って、教会のお膝元なせいでか、ビジネスホテルの感じで1番上が独特な屋根がある大きな宿舎がたくさん建っていて、出身地ごとに管理されている。11月迄にもう一度大台山の家に来ることをTさんに約束する。

5日は大車輪で掃除後、10時過ぎに大杉谷へ走り下る。昼頃滝に到着、先に行った人達に漸く追いつく。その中の、東京から来た山水会の方と仲良くなり、どうしたものか、午後からずっと一緒に下って行った。山水会の方がたは60〜70代という年配のメンバーが大半で、今まで登った山の話をしながら、ゆっくりゆっくり下っていく。ので、走り下るのと違い、周りを見回す余裕がある、ありすぎる。まあ、いい経験になった。この日桃の木小屋でもご一緒になりどういう経緯があったかよく分からないが私の宿泊代を会費で払っていただいてしまった。ラッキーだけど、かなり気を使う。6日も松坂までずーっと一緒だった。山水会の方はこの日湯の山温泉に宿をとり、明日御在所岳に登るとのことで、駅でお別れをする。会長のHお爺ちゃんとアドレス交換、今回の会報を後日送っていただく事になる。ずいぶんと気に入られたようだ。どうしてだか、この頃の私はお爺ちゃんおばあちゃん受けが良いんだ。孫の代わりか?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ