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パートナーの身に着け方


ステラの譲渡は特に何も滞りもなく完了した。すべてフラジールさんが事務処理をしてくれて、僕はいくつかの書類に署名するだけでよかった。本当にありがたい。


先日までの僕はステラを"借りて使用している"状態だったけど、これでステラは正式に僕の所有になったことになる。……学園にはインテリジェンス・ツールやワンダリング・ツールの所有者なんてほぼいないし、しかも自分で見つけた物でもないからある程度やっかみは受けるだろうけど、それは甘んじて受けよう。


ちなみにだけど、ステラの長さは僕の身長と同じくらいある。


ステラは使用した魔力のチャージに関して、一応自然回復する事もできるが、その回復量は微々たるものらしい。なので基本的には契約者の魔力からチャージするんだけど……そのチャージって、契約者のすぐ側(50cm以内くらい)にいないとできないんだよね。要するに常に持って歩かないといけないことになる。


え、このサイズで持ち歩くのって無理じゃない?


そう思ったら、ステラ曰くチャージ中の力を行使していない状態であればナイフくらいのサイズになれるとのこと。


というわけで腰にナイフホルダーを付けてそこに刺すことにした。


『えっ』

「何?」

『こういうのは普通太腿に装着するものではないの? 邪道では?』


邪道とは。後ほんとどこからそういう事覚えてきているの?


「下着見える位置に意思のあるものを常につけて生活するのなんて嫌だよ」


今みたいにズボン姿ならいいけど、少なくてももう少ししたら制服を着るからスカートを穿く事になる。学園の方もこの姿が一過性のものなら私服や男子制服のままでもいいけど、永続的なものならちゃんと女子制服を着てくれとのことだった。


それに対して勿論抵抗がないわけではないけど、この姿で女子制服じゃないと目立つどころの話でもないので、されに介しては納得して受け入れている。となると、その位置につければ常にパンツを見せつけている事になるわけで。


「ステラだってそんなの嫌でしょ?」

『アタシは平気よ! むしろどんとこいだわ!』


……。


ふと思ったんだけど。


ステラが彼女の言葉通り元が女神だったとして、こういった所で堕落したとみなされて今の姿にされたのでは? 趣味の恰好を人に着せるし。


……この想像、深く考えると怖くなりそうだからやめとこう。


「とにかく! 腰装備で!」

『えー』

「えーじゃない。あ、ちなみにもっと小さく慣れたりしない?」

『さすがにこれ以上は無理ねぇ』


もうちょっと小さくなるならポケットに入れたりできたんだろうけど、駄目か。だとしたらやっぱり学校にナイフホルダーの許可を貰わないとだめだな。ま、許可が降りないってことはないだろう。


ちなみにある程度の魔力のチャージ量があれば自力で飛んだり、ちょっとした魔力の行使はできるらしいので、盗難は気にしなくていいわよーとの事だった。そこはありがたい。


学園にいる時や自宅にいる時はホルダーに刺しておくとして、街とかに出かける時はバッグ(那美に買ってもらった)に入れておいてもいいかもしれない。腰に小型の杖なんかさしてたら、知らない人からみたら何だろうと思われるだろうし。


うーん、いろいろ状況に応じて考えておいた方がいいかな。とりあえずお風呂の時だけは脱衣所においておくかして『アタシは防水性能も完璧よ!』一緒に入るとかしないからね?


……本来なら別に気にする事じゃないんだろうけど、ここまでの言動を見てるとね『しくじったわね……』うん、そうだね。


『でもアタシ達もう一生のパートナーだから、あまり肩肘張ってても疲れるわよ?』


そうなんだよなぁ……。

ま、いいや。とりあえずまずは家に帰ろうか。


『これからアタシたちが同棲することになる那岐っちの部屋はどんなかしら! 楽しみね!』

「……先に言っておくけど、思いっきり男の部屋だからね?」


あと同棲いうな。

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