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プロローグ1

以前投稿した同タイトル作品の設定などを変更して書き直したものになります。誤字脱字等あれば見つけ次第修正していきます。素人作品です。もう一度言います、素人作品です。過度な期待や完璧は求めないで下さい。

ここはとある世界、人類と魔族による長き戦いを見守り続けた荒野。


人間軍と魔族軍が向かい合う中、それぞれの陣営から前へ歩み出る2人の少女がいた。


1人は、腰まで届く長い艶やかな金髪、キリッとした吊り目に宝石のような紅い瞳、口元にのぞく鋭い八重歯、透き通るような白い肌に恐ろしく整った顔立ちは誰もが美しいと表現するだろう。

大胆に胸元を開いた漆黒のドレスは彼女の魅力を最大限引き出してはいるものの、とても戦場には似つかわしくない出立ちである。


彼女は妖艶な笑みを浮かべながら、もう1人の少女に話しかけた。


「ご機嫌よう。わたくし、当代魔王のマオ・ブラッドロードと申しますわ。貴女が当代勇者で間違いないかしら?」


その完璧なカーテシーはまさに高貴な者であると思わせるものであった。


対するは、肩にかかるほどの輝く銀髪、大きな目元に吸い込まれるようなエメラルドグリーンの瞳、幼さの残る顔立ちはまさに可憐であると表現すべきだろう。だがしかしその表情は読み取ることができぬ無表情である。

白銀の鎧を身に纏い、黄金に輝く剣を構える姿はまさに勇者であると言えるものであった。


「…ユウ。…勇者。」


魔王を見据えたまま短く答えた。


(ん?あの子もしかして?)


ある事に気づいたマオ。


「かわいそうに…お人形さんですのね…」


小さくそう呟くマオ。


「わたくし、代替わりしたばかりですが過去の誰よりも強いと自負しておりますの。貴女を助けてあげる事はできませんが、せめて楽にしてさしあげますわ。いでよ、ブラッドソード!」


マオは自分の指を噛み、その血から2本の剣を創り出した。

彼女は血を操ることができる、所謂"吸血鬼"であった。


「…返り討ちにしてあげる。聖なる光よ、我に力

を与えたまえ!」


ユウがそう唱えると全身が淡く輝き、聖剣である彼女の剣は青い炎のようなものを纏っていた。


「さあ、いきますわよ!」


「……」


そして両者の刃が激しく交わった。


人類と魔族の頂上決戦が始まったのである。


もしこんなのでも続き読みたいとか、良かったとかあれば評価などしていただけると励みになります。出来るだけ続けていきたいとは思っているのでよろしくお願い致します。

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