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青春

アクセス解析

作者: 清亮 真

ざす。ざすざすざす。ざす。ざすざすざすざす。ざす。以下リピート。

小説家になろうにはアクセス解析なるものがある

その小説がどれだけ読まれたか

累計と少し前までの記録がわかる


累計とは今まで読んでくれた

もしくは見てくれた人の数だ


顔の知らない全くの赤の他人である

でも


赤の他人であっても


僕の詩のレベルに満たない


いわば落書き


電柱にかかった小便の落書きを


液晶越しに


見てくれた


僕の顔なんか知らなくても


もっと重要な僕のことを


間違えて押しただけかもしれないけど


気づいてくれた人がいる


僕の12の小便の落書き


その全てに累計100人以上の人が見てくれていた。


多いものには300の数が見てくれていた!



5年前のものもある。多分他の人達に比べたら多い少ないの次元にすら入っていない取るに足らない数字なのかもしれない。でもはっきり言おう。僕には多すぎる。僕の目から溢れるくらいに。こぼれてしまうくらいに


心の底から思った。良かった。


歓喜とは少し違う


衝撃もあったけどそれだけじゃない


感動とも少し似ているが違う


安堵もあるが全てじゃない


報われたと感じたがそうじゃなく


この言葉を形にするなら


感謝だった


感謝の2文字に気づくのに随分時間がかかった。


ありがとう。5文字にもなった。


あなたたちにとって僕は1にも満たない。無意味な小便かもしれない


きっとそれでもいいんだ。僕にとってもあなたたちは数字の記号でしかない。1増えたか減ったかも気づかないだろう。


でも。僕に気づいてくれた。すべての人に。本当に。心の底から。ありがとう。


ありがとう。僕のあなた達に見せる13個めの小便です。


あなたがみてくれて。ありがとう。あなたが僕に気づいてくれて。ありがとう。

あなたに会えた小説家になろうに。ありがとう。あなたが生きていてありがとう。


ありがとう。



ありがとう。

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