第21話 説明書 vol.13.0①
☆一発芸☆
たゆまぬ訓練が必要とされる。
自己表現の一種とも言えるが、失敗したときにダメージが大きいことと、強制されることでパワハラへと変化することがデメリットである。
☆んほぉ~! たまんねぇ〜!☆
権力者が推しに対して「んほ〜! たまんねぇ〜!」と心の底から感じ「よっしゃ! ワイの力でこいつをスターダムに押し上げたろ!」という心境になったときに使う。またこのセリフを用いることで、それまでみんなが頑張って形にしてきたものが台無しになったりする。
☆ロボットアニメで、ロボットが起動するとき☆
人によって脳内に異なるBGMが流れる。BGMはそれぞれの見ていた作品に依存する。ちなみに作者の場合は西川貴教氏かYOASOBIの曲が流れる。
☆ストレングス公爵家当主☆
最近代替わりし、息子ジュリアンが継いだ。今回は何一つ上手くいかなかった。
恐らく王国同時襲撃の主犯である彼や、それに準ずる者はほとんど根絶やしにされる。混乱を招かぬ様に恐らく、どこかから養子を連れて来るなりなんなりの処置がとられることになる。
☆ジュリアン☆
今回の主犯。己が公爵家当主となりスペシャルな権力を振りかざそうとした。それに孫か、曾孫の世代くらいで自身の直系を王にしようという願望があった。
全てが失敗に終わり、彼の運命はここに潰えた。
☆ジュリアンの母☆
ライオネル皇国出身。しばらくした後に病死。
☆ライオネル皇国☆
ジュリアンの母の祖国。彼女の死を追求するも、病死であるとされたため、仕方なく引き下がった。そもそもの今回の騒動を意図的に引き起こしたとされる。
☆ワイズマン公爵家☆
ライオネル皇国の企みによって襲撃される。
賢者アンジェリカの獅子奮迅の働きにより、ワイズマン家に被害が及ぶことはなかった。
☆中立派閥最大貴族であるマスカレード侯爵家☆
経済的な面で他の貴族の追随を許さない。
現当主は己の利益を求めると共に、理性的に利益を度外視し、国の維持に心血を注ぐバランサー的な働きをしている。
☆ボルダフ辺境伯家☆
山田の拠点とする隠れ山からもっとも近くに存在する街であるボルダフを司る貴族家。素晴らしい盟主とされる。
国境付近であり、なおかつ隠れ山からヤベー化け物がまろびでてくるため、防衛には並々ならぬ心血を注いでおり、だからこそ逆に、隣国にとってはかなりの脅威であったりする。
☆隠し通路☆
『ヨヤ』『カニ』『トモ』『スラ』
☆シエスタさん☆
山田との久し振りの再会であったが、彼が急いでいたためほとんど話すことが出来ず、少し寂しく思っている。
☆ラグナ・グラディウス☆
王国騎士団団長であり、エリスのパパである。通称エリスパパ、もしくは団長ぉ!
搦手を使った《ナンバー・ドメイン・ワン》に防衛ラインを突破されるも、実際に一対一の命の奪い合いをした場合、ラグナに軍配が上がる。
☆《暗闇の猟犬》☆
アルカナ王国を拠点とし、数多くの国にて活動してきた凄腕の暗殺者集団。暗殺方法が効果的なマニュアル化されている。ターゲットを殺し損ねたことは稀にあるが、暗殺の手段を知った人間は皆殺しにしてきた。また組織を足抜けすることは出来ない。声と顔を変えて、一晩の内に別の国に逃げようと……。
☆パフィ姫☆
日記ネーム【永久に機を織る鶴】であり、読書の感想交換やお勧めし合うのが楽しい。
また今回、あっちいったりこっちいったりで多忙だったイチローと、あまり時間を取れなかったので悲しく思っている。
☆クロア・テゾーロ☆
テゾーロさんちの下の子。
現在忙殺されている。理由は下記載と同様。
☆クロエ・テゾーロ☆
テゾーロさんちの上の子。
一度帰省し、仕事を手伝ったのが運の尽き。
現在忙殺されている。テゾーロ二人が《旧都》を辞めた、もしくは長期間脱退しているという事実を、何故か言っても言っても忘れてしまう団員達に、不思議なことに日夜大量の仕事を割り振られてしまい、辞めようにも辞めることが出来ずにいる。
☆《祝の指輪》☆
イチローが身に着けている指輪。クロアから貰った。
あらゆる場面で役立つ。
「やっぱりクロアは天才だな」と褒められると、クロアは顔を真っ赤にさせて必死に否定する。
 




